7月28日,ライフパーク倉敷でくらしき市民講座「夏休みチャレンジ!認知症サポーターキッズ教室」が開催され,当院認知症チームの辻医師と土師看護師がキャラバンメイト7名からなる運営メンバーの一員として参加しました.
当日の受講者は市内小学校高学年の27名でした.前半の講話は辻が担当し,後半は土師を含めたメンバーが寸劇を演じ,それをもとにしたグループディスカッションで,「道に迷っているおじいちゃん」の気持ちをどのように理解して対応するのがよいのかをみんなで一緒に考えました.びっくりさせない,急がせない,気持ちを傷つけない,そのために何ができるのか.それぞれに自分の頭で一生懸命考えて,小学生らしく明るく活発に話し合い,発表してくれました.
終了後のアンケートでは,まわりの人の言動や接し方で症状が変わることを知ってびっくりした,チームで考えて自分になかった意見を聞けてよかった,などの感想をいただきました.夏休みの自由研究のテーマにした人もいたようです.このような機会をくださいました倉敷市地域包括ケア推進室と運営メンバーの皆様,どうもありがとうございました.この経験をぜひ今後の地域での活動につないでいきたいと思います.

