経営者に必要なことは、会社という舞台で社員と共に働き、企業の経営理念に向かって、人・物・金・情報を駆使し、適正な利潤を得ることではないかと思う。そして、経営の目的はお客様の幸せ、社員の幸せ、取引業者の幸せ、世間の幸せである。江近商人が、客よし、売り手よし、世間よし、といって商売を全国に広めたという。
最も重要な経営者の心構えは「経営者である以上、いかに環境が厳しくとも、時代の変化に対応し、経営を維持し発展させる責任がある」であり、これは労使見解の最重要項目である。病院経営でも全く同じであり、お客を患者さんに置き換えることが出来る。他の企業との違いは、人間の生命をゆだねられる職業であり、国民皆保険制度のもと、価格を国が決定するため自由裁量はない。病院は特に「利潤を追求するのでなく、経営理念を追求するべき」である。経営理念を深く追求することによって、社会からのご褒美として利潤が得られる。また、病院は20職種を越える医療スタッフで運営されており、個々に専門職として役割が違い、チームで医療サービスを提供していかなければ満足のいく医療サービスは提供できない。大田堯先生は「教育はアート」であると言われているが、経営もまた社員と共に創るアートではないかと思う。
参考文献
① 人を生かす経営(中小企業における労使関係の見解) 中小企業家同友会全国協議会
②かすかな光りへと歩む 生きることと学ぶこと 大田堯著 一ツ橋書房











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