公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

07
2018-02

IMR研修会in山梨のご案内

投稿時間 : 19時26分16秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

例え精神症状があったとしても、だれもがリカバリーできます。IMR(Illness Management and Recovery:疾病管理とリカバリー) は、そのひとりひとりのリカバリーの実現に向かって、自分で疾病管理ができるように支援するパッケージ化されたプログラムです。科学的根拠のある心理社会的実践(EBP)の1つとして知られるようになってきています。

山梨で初の開催となる本研修会では、IMRの概要・内容・原則をご紹介するとともに、実践報告としてIMRを活用している方からもお話しを伺います。当日の参加も可能ですので、どうぞ皆様お越しください。

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出演者
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内野俊郎(久留米大学医学部神経精神医学講座)
坂本明子( 久留米大学文学部社会福祉学科)
中村亮太(横浜市立大学医学部精神医学教室)
藤田英美(横浜市立大学附属病院心理室)
ほか
※プログラムの詳細はコンボのウェブサイトをご覧ください。
→ 
https://www.comhbo.net/?page_id=16044

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日時:2018年2月11日(日)10:30~16:00(10:00開場)
 
会場:山梨県立大学飯田キャンパス 講堂
   (山梨県甲府市飯田5-11-1)
最寄駅:JR中央本線甲府駅 南口より徒歩20分
    山梨交通バス 「飯田三丁目」バス停より徒歩7分  
・アクセス:
http://www.yamanashi-ken.ac.jp/info/info/map
 
参加費:事前申込 一般3,000円 コンボ賛助会員2,500円
     当日申込 一般3,500円 コンボ賛助会員3,000円



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

05
2018-02

オープンダイアローグ学習会第5回のお知らせ

投稿時間 : 12時05分21秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

この度「山梨オープンダイアローグ学習会」は、これまでもナラティヴなアプローチでご指導いただいた山梨英和大学の田代先生を、再びファシリテーターとしてお招きし、参加型の学習会を企画しました。オープンダイアローグ学習会に多くの方にご参加いただくことで、山梨でも精神障がいをお持ちの方が社会に参加し元気になれる可能性を広めたいと思います。どなたでも参加でき、精神保健医療福祉を大きく変える潜在力を秘めた技法であり思想でもあるオープンダイアローグを一緒に学んでみませんか?!!


日 時: 2018年3月24日(土)午後1時~午後4時
場 所: 山梨県立大学 池田キャンパス101講義室     
演  題: 「未来語りのダイアローグ~ナラティヴなアプローチの実際~」
参加費: 一般 1000円/学生・手帳所持者 500円
主 催:山梨オープンダイアローグ学習会
共 催:公益財団法人住吉偕成会
     山梨県立大学大学院看護学研究科精神看護学専門分野

※事前申し込み:不要
お問い合わせ:〒400-0851 甲府市住吉4丁目10-32 (公財)住吉病院
       TEL:055-235-1521   担当:CNS 佐野
なお、メールは山梨県の精神保健福祉を考える会アドレスにお願いします:
       yarimashoukai○gmail.com 〇を@に変えてご送信ください


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

30
2018-01

さる1月26日に開催された、中央社会保険医療協議会 総会(第387回)で配布された資料を読みました。「個別改定項目について」一つに、向精神薬の適正使用の推進が挙げられていました。これまでの診療報酬改定ではまだ十分に対応できていない漫然投与・多剤大量療法の改善への厚生労働省の利益誘導がなされている、と感じます。以下、抜粋して個人的に感じたことを記します。リンク元もご参照くださいますよう。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000192281.pdf

向精神薬の適正使用の推進
② 向精神薬処方の適正化
骨子<Ⅳ-6(3)>
第1 基本的な考え方
向精神薬の多剤処方やベンゾジアゼピン系の抗不安薬等の長期処方の適正化推進のため、向精神薬を処方する場合の処方料及び処方せん料に係る要件を見直す。また、向精神薬の多剤処方等の状態にある患者に対し、医師が薬剤師と連携して減薬に取り組んだ場合の評価を新設する。
第2 具体的な内容
1. 処方料・処方箋料が減算となる多剤処方の範囲を拡大するとともに、多剤処方時
  の処方料・処方箋料等の報酬水準を適正化する。

現行では3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、3種類以上の抗うつ薬又は3種類以上の抗精神病薬の投薬を行った場合処方箋料の20%減産がなされていましたが、改定後は3種類以上の抗不安薬、3種類以上の睡眠薬、3種類以上の抗うつ薬、3種類以上の抗精神病薬又は○種類
以上の抗不安薬及び睡眠薬の投薬を行った場合
に減算とする方針になりました。すなわち、抗不安薬と睡眠薬をベンゾジアゼピン系薬剤はこれまで抗不安薬2種類、睡眠薬2種類で計4種類まで減算対象になりませんでしたが、次年度からは双方を合計して規制をかけようとするものと思われます。おそらく〇の中は4よりも小さい数字が入るものと考えられます。

2.一定期間以上、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬・睡眠薬を長期にわたって継続
  して処方している場合について、処方料・処方箋料を適正化する。
(新) 処方料 ○点
(新) 処方箋料 ○点
[算定要件]
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬○剤以上を○月以上又は睡眠薬○剤以上を○月以上、連続して同一の用法・用量で処方されている場合(ただし、直近○月以内に、精神科医から抗不安薬等の処方について助言を得ている患者を除く。)

これはベンゾジアゼピン長期使用への対応策であり、長期使用した場合の処方箋料を減産するものと思われますが、「精神科医から抗不安薬等の処方について助言」というものの内容は不明です。

3.向精神薬の多剤処方等の状態にある患者について、減薬した上で薬剤師又は
  看護師と協働して症状の変化等の確認を行っている場合の評価を新設する。
処方料
(新) 向精神薬調整連携加算 ○点
処方せん料
(新) 向精神薬調整連携加算 ○点
[算定要件]
直近の処方時に、向精神薬の多剤処方の状態にあった患者又はベンゾジアゼピン系の抗不安薬○剤以上を6月以上又は睡眠薬○剤以上を○月以上、連続して同一の用法・用量で処方されていた患者であって、減薬の上、薬剤師(処方料については薬剤師又は看護師)に症状の変化等の確認を指示した場合

1.2.で減算する一方で、ベンゾジアゼピン系薬の減薬を評価しようとするものです。薬剤師が協働する、という文言が入っていることを評価したいと思います。私どもの病院では「薬剤師外来」を設置して薬物療法の適正化を行っていますが、このような方向性を診療報酬上でも評価してもらったことをうれしく感じています。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

29
2018-01

成功者であり統合失調症者であり

投稿時間 : 08時05分23秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

南カリフォルニア大学法学部で教授職についているエリン・サックス氏は統合失調症を持っていながら、同大学ロースクールで、法学・心理学・精神医学・行動科学を教えています。彼女は重い精神疾患に苦しむ人々のために活動し、同大学で研究機関「Saks Institute for Mental Health Law, Policy and Ethics」を立ち上げています。

あるきっかけで、彼女が2013年にニューヨークタイムズに寄稿した記事を知りました。
Successful and Schizophrenic  By ELYN R. SAKS
Published: January 25, 2013

http://www.nytimes.com/2013/01/27/opinion/sunday/schizophrenic-not-stupid.html?src=me&ref=general


彼女は16歳の頃統合失調症と診断されました。診断とともに予後の見通しは不良で、自立することや、就職をして結婚をすることもはきないだろう、将来は施設で生活し、テレビを見ながら暮らすことになるといわれました。症状が治まれば、こづかい稼ぎのような仕事ならできるかもしれない、とも。彼女は精神科病院に数回入院しましたが28歳の時を最後にして入院を拒む人生を歩みました。かつて主治医は彼女に両替商のレジで働きなさいとうながしました。それがうまくできれば、あなたの能力を見直して、もっと難しい仕事につけるようにするし、フルタイムの仕事だって可能かもしれない、と。彼女は決意して学問を究める道をすすみました。日常生活では今も妄想に取り憑かれたり幻覚を見たりする症状もって「これはただの病気、気にしすぎることはない」と自分に言い聞かせられる時も多いそうですが、数日間症状に苦しむこともあるそうです。それでも長い年月を経て状況は良くなってきたといいます。

これまでの精神科の常識によれば、彼女のような「成功した」患者は例外中の例外だということでしょう。しかし彼女はUSCとUCLAの共同研究者たちと、彼女が例外でないことを示しました。彼女以外にも、統合失調症をもち妄想や幻覚といった症状に苦しみながら、学問的な成功をつかんだり専門職として活躍している人たちがいることを知り、そういった「高機能」な統合失調症を持つ方々とミーティングを重ねました。その人たちは大学院生や経営者や技術者や専門職(医師や弁護士やNPOの最高御責任者)が含まれており、また、入院経験のある人は4分の3でした。

その結果、「高機能」の人々はみんな、投薬や治療以外に症状を自己管理する方法を開発していたことがわかりました。ある教師の方は、幻覚に対して「それが現実である証拠は何だ? それとも、単に知覚の誤りにすぎないのか?」と問いかけるようになり、別の人は、「私を軽蔑するような声はたえず聞こえてくるけれど… 聞き流せばいいんです」と語りました。

その他にも「引き金」や「注意サイン」を見極めて対処する必要が多く語られました。そして参加者が症状管理の助けとなる行動のうち、最もたくさん言及されたものの一つが働くことでした。「仕事はその人自身の重要な一部」であり「ある組織にとって有用な人間になりその組織で尊重されていると感じるとき、そこに所属すること価値が生まれる」。サックス氏自身も、体調が崩れかける時には、医師や友人や家族にヘルプを出したりさまざまな自己対処を心がけていますが、仕事は最良の体調自己管理法で、仕事をしていれば精神が集中するし、わずらわしい症状もおとなしくしてくれるそうです。

だからこそ、医師が患者に充実したキャリアを期待したり追求したりするなと言うのはとてもやりきれないと彼女は言います。精神科医のアプローチは、特徴的な症状を見るだけで人間を見ないことが、あまりに多すぎる、と。多くの精神科医は、薬で症状を治療することが精神疾患を治療することだと考えているけれど、これでは、個人の能力は考慮に入らないし、患者が人生で何を達成したいと望んでいるかをメンタル・ヘルスの専門家がないがしろにしてしまっている、と彼女は指摘します。もちろんこのことは統合失調症に限ったことではなく、さまざまな精神疾患において、その症状を治療するだけでなく、それぞれの人のストレングスに対してアプローチし、「病気の中にある健康な部分」を見つけることが治療のゴールとなるべきです。

「医師たちは患者に、もっと人間関係を発展させたり、意味のある仕事につくように励ますべきなのです。医師たちは患者を勇気づけ、自分の症状を管理するテクニックを見つけ、自分で決めた生活の質を目指すように後押しすべきなのだ。そして、医師たちは患者に、そうしたことを実現させる資源―精神療法、適切な薬、支援―を提供すべきです」、と彼女は述べています。

「すべての人は、世界にもたらすことのできるユニークな才能やユニークな自己をもっている」。統合失調症や他の精神疾患の診断を持っていても、誰しもが望んでいることをその人々も望んでいるという現実があります。その誰もが望んでいることとは、ジークムント・フロイドの言葉によれば、仕事をすることと人を愛することなのだそうです。



ビッグイシューでの彼女のインタビューによれば、
「私のケースは特別で、こんな高機能な患者はいないとよく言われますが、 そうではありません。この疾患に対する偏見が強いため、病気の人たちが打ち明けられないのです。医師が患者に自分にあまり期待しないようにと告げるのも間違っていると思います。」

彼女は医師による偏見についても指摘しています。彼女がロースクールで学んでいた折「身体拘束」について論文を書いた時、精神科医でもある法律の教授と話していて、身体拘束は痛くてとても屈辱的だと訴えると、「君は分かってないね。“彼ら”は精神疾患なんだよ」と教授は言ったそうです。精神疾患を持つ人がそうでない人と同じ「高機能」な人間とは考えていないのです。だから彼女は言ったのです。「いいえ。“私たち”はあなた方と何ら変わりません。」

私は彼女に大きく勇気づけられて、つい、amazonで彼女の書いた本を購入してしまいました。少しずつ読んでいきたいと思っています。


彼女のTEDでのスピーチも素晴らしいです。こちらから見ることができます→https://www.ted.com/talks/elyn_saks_seeing_mental_illness?language=ja


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

25
2018-01

いまや恒例となっている、岐阜に出向いた時にさせていただいているご家族の方向けの講演会ですが、今回はなんと、岐阜県からの委託事業として下記の日程で開催させていただける運びとなりました。ご興味のある方、ご参加いただけますと幸いです。

第31回「知ってもらいたい心の病」講演会

と き: 平成30年2月17日(土)
     13:00~15:00

ところ: 岐阜県精神保健福祉センター 
    
http://www.pref.gifu.lg.jp/kodomo/kenko/kokoro/22606/info.html  

講演  「これからの精神科医療のあり方」
     講師 中谷真樹

参加費:無料

主催:NPO法人岐阜県精神保健福祉会連合会
協力:岐阜県精神保健福祉センター 岐阜県精神保健福祉士協会
連絡先:岐阜県精神保健福祉会連合会
     https://gifu-karen.jimdo.com/

皆さまとお目にかかれることを楽しみにしております。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

さる1月12日、加藤厚生労働大臣は中央社会保険医療協議会に対し2018年度診療報酬改定について諮問を行いました。同日の協議会総会では「これまでの議論の整理(案)」が了承され、パブリックコメントが募集され、19日には公聴会が開催されました。今後は2月上旬に答申が出ると見込まれます。

手元にある平成30年度診療報酬定改定に向けて、これまでの議論の整理(案)において、精神科医療に関する項目から目についたものは次の通りでした。

※地域移行・地域生活支援の充実を含む質の高い精神医療の評価
 措置入院患者に対して、入院中から自治体と連携するなどして退院後も継続した支援を
 行う取組に対する評価が新設され、外来精神療法についても診療にインセンティヴが
 つく方向性が示されました

 精神科重症患者早期集中支援管理料については在宅時医学総合管理料等との関係を
 整理するとともに、算定対象の拡大や評価の充実等を行う方向性が示されました

 精神科複数回訪問加算と精神科重症患者早期集中管理連携加算の要件が見直される
 ようです
 精神科急性期治療病棟入院料等では在宅への移行先に介護老人保健施設および介護
 医療院が追加され、高齢者の地域移行に診療報酬上の誘導がありそうです

※精神科救急入院料等における身体的拘束等の行動制限の最小化の取組を推進する
 ため、看護職員の夜間配置に係る評価の新設が話し合われます

※精神疾患を合併した妊産婦に対して、産科と精神科、自治体の多職種が連携して患者
 の外来診療を行う場合の評価が新設される方向の陽です

※医療従事者の専従要件については、緩和ケア診療加算等のチームで医療を提供する
 ものや精神科作業療法等の精神科専門療法について、より弾力的な運用が可能となる
 よう専従要件が見直されるようです

※向精神薬を処方する場合の処方料と処方せん料に係る要件を見直し、向精神薬多剤
 処方の状態にある患者に対し、医師が薬剤師と連携して減薬に取り組んだ場合の評価
 を新設する方向が示されました

具体的な点数に関しては答申を待ちたいと思っています。訪問サービスの重視と精神科医と薬剤師の連携は弊病院で取り組みを続けてきた部分でもあるので、診療報酬においてそれらへの評価が得られるのであれば幸いです。また、拘束を減らすための対応に診療報酬の後押しがあることもポジティヴにとらえたいと思います。

中央社会保険医療協議会 (中央社会保険医療協議会総会)の資料は厚生労働省の以下のページからダウンロードできます→http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/shingi-chuo.html?tid=128154


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

18
2018-01

非燃焼・加熱式タバコについて

投稿時間 : 21時44分00秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

最近、紙巻きタバコに代わるニコチン含有嗜好品として非燃焼・加熱式タバコを見かけるようになりました。非燃焼・加熱式には、アイコス(PM)、グロー(BAT)、プルームテック(JT)の3種類がありますが、その基本的な構成、内容はほぼ同一と思われます。これらはタール成分の削減の効果はありますが、ニコチンその他の有害物質を吸引する製品です。

これらに対するさまざまな禁煙運動を行っている団体の見解を掲載します。


加熱式タバコに対する運営委員会緊急声明    平成 29 年 10 月 16 日

日本禁煙推進医師歯科医師連盟

非燃焼・加熱式タバコ(以下、加熱式タバコ)と呼ばれるタバコが、日本で急速に拡大しています。その 公衆衛生上の問題点について、ここに日本禁煙推進医師歯科医師連盟の見解を表明します。

① 「加熱式タバコ」はタバコ葉を使用したタバコ製品であり、タバコ葉を使用しない
  「電子タバコ」 と混同して論じるべきではありません

② 現段階までに得られた科学的知見からは、喫煙者本人に対しても受動喫煙につい
  ても、加熱式タバ コと紙巻きタバコを比較して害の大小を論じることはできません

③ 加熱式タバコの使用は、ニコチン依存症からの脱却(紙巻きタバコも加熱式タバコ
  も吸わない状態) を阻害し、タバコによる健康被害をなくす機会を喪失ないし遅ら
  せている可能性があります

④ ニコチンによって生じる脳の報酬回路不全(依存症)や健康被害を軽視するべき
  ではなく、全ての ニコチン含有製品は規制するべきです

⑤ 受動喫煙の防止のため、加熱式タバコも紙巻きタバコと同様に規制する必要が
  あります

全文はこちらをご覧くださいhttp://www.nosmoke-med.org/673


日本禁煙学会も緊急警告を2017 年7月21日に出しています。内容は

 「加熱式電子タバコ」は、普通のタバコと同様に危険です。 受動喫煙で危害を与えることも同様で、認めるわけにはいきません。

というものです。詳しくはこちらをご覧くださいhttp://www.jstc.or.jp/modules/information/index.php?content_id=119


日本呼吸器学会の見解は次の通りです

1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる
  可能性がある。
2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に
  拡散するため、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼
  式タバコと同様に、すべての飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関
  での使用は認められない。

詳しくはこちらをご覧くださいhttp://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/photos/hikanetsu_kenkai.pdf


非燃焼・加熱式タバコは依存性物質を燃焼式タバコと同様にニコチンを含む有害物質を吸引する製品です。従来の燃焼式タバコと同様に断煙の対象となっていると弊法人では考えています。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

17
2018-01

23年

投稿時間 : 05時46分04秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

今から23年前の1995年1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災が発生しました。今年もこの日に朝早く目覚め、さまざまな人々の顔を思い出しています。
その若くして大学病院の医局長に任ぜられていたドクターは、精神病理学の大家である恩師をして「センスのある精神科医であり、それ以上の何かである。」と言わしめる精神科医でした。そのドクターはやさしいながらも、人の心の奥に届くまなざしを持っていました。柔らかく、気高く、そして芯の強い情熱的な臨床姿勢は多くの人々に回復の道のりを示しました。そして天才のゆえか、彼は39歳で早世されました。
この震災での救援活動は私の人生観と臨床姿勢に大きく影響を与えました。諸行は無常であり、だからこそ今、ここ、でつながり、内なる変化を恐れず、人を決めつけることをしないことを心がけようとするようになりました。

そして、精神医学とは実践で役立つものではなければいけない、医師の力だけで人の心を支えていくことはできない、言葉で高邁な理想を語っても、外側から批評的な言を述べても、逆に診察室の中にだけこもっていても、精神的困難を持つ人々の人生を切り開くお手伝いをすることはできないのだと知りました。

それから長い年月が過ぎました。中越地震や東日本大震災、さらには熊本大震災、他にも数多くの災害がこの国には興りました。災害のたびに支援活動はヴァージョンアップされ、DPATチームも制度化されるようになりました。災害や臨床の場面で心の傷つきについての臨床も少なからず経験しましたが、やはり相変わらずに十分なことができたとは感じられません。それでも「誰かのもとに行ってただ一緒にいること」そして「人間の回復力を信じること」による学びと、いつかきっとくる素晴らしいひと時が私の支えだとかじるようになりました。

早世した敬愛する大切な友人に、かつて、神戸の地域でいかに精神疾患を持つ方々の暮らしを豊かにすることができるのかを熱く語ったまま、まだ自らの住む地でその実践を創り出すに至っていないことを今年も実感して、今年もこの本を読み返しています。


今もなお、沖縄で、広島で、長崎で、奥尻で、阪神・淡路で、中越で、東北で、熊本で、そして全国で、さまざまな被災や被害の傷あとに苦しむ多くの方々のこころの平安をお祈り申しげます。また、志のなかばで、あるいは、精一杯生き抜いて逝かれた方々のご冥福を祈り、またその方々にお会いできるときに、自分がどう生かされてきたかをお伝えすることができるように精進をしたいと思っています。

「世界は心的外傷に満ちている。”心の傷を癒すということ”は、精神医学や心理学に任せてすむことではない。それは社会のあり方として、今を生きる私たち全員に問われていることなのである。」安克昌「心の傷を癒すということ」より

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

16
2018-01

よんもくWRAP@1月のお知らせ

投稿時間 : 17時26分38秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎月第4木曜日に開催されている「よんもくWRAP」のお知らせです。12月は年末のためにお休みしましたが、1月からはまたいつも通りに開催いたします。

山梨で活動をしているWRAPファシリテーターの人々は毎月第4木曜日の夕方、弊病院ケアセンターで、WRAPのつどいを開催しています。

第24回は1月25日(木) 18時20分~20時、住吉病院ケアセンターで行います。
今回は、「注意サインに気づき、対応するための行動プラン」をテーマにして語り合う予定です。ご興味をお持ちの皆さま、よろしかったらお越しください。

参加費:200円+熊本地震災害カンパお願いします
※お菓子の持ち寄り大歓迎です

※詳しくは山梨の精神保健福祉を考える会のブログをご覧ください→http://yarimashoukai.blogspot.jp/2018/01/wrap1.html

お問い合わせはwrap_yamanashi○yahoo.co.jp(○の部分を@にしてお送りください)までどうぞ!



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

13
2018-01

ご家族のつどい@1月のお知らせ

投稿時間 : 05時29分24秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

1月のご家族のつどいのお知らせです。12月は「強制的な治療」について話題提供しながらさらにLEAPアプローチを体感していきました。年も明けてLEAPアプローチも4クール目となり、また新たな気持ちで皆さまと学んでいきたいと思っています。どうぞお気軽にご参加ください。

日時:平成30年1月20日(土)
場所:住吉病院ケアセンター
   13:00 開始  (12:30から受付しています)
   15:00 終了
   15:00からは自由参加のご家族同士のフリートークとなります。時間は
   前後することもありますのでご了承ください。

内容:LEAPアプローチとは何か

   日常生活の場面でLEAPを使って対応してみたい場面を準備して
   きてください。

お申し込み:ケアセンター宛にお電話を頂くか、ご本人さまを通じてお申し込みください。当日の急なご参加も歓迎しています。当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方のご参加もOKです!

お問い合わせについてはこちらをご覧ください→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html


[前回ご参加いただいた方々のご感想]

・毎回この回を楽しみにさせて頂いています。いつも自分の気持をおしつけてしまう
 自分がいるんですが少しづつ意見を聞く事ができて来ています。子供も自分の事を
 進んで話をしてくれる様な時もあり、長い目で見守る事が必要と思っています。
 このご家族のつどいが私のストレス発さんの場所となっています。

・師走にしては珍しく暖かい日でみなさんの日頃の生活等がよくきくことが出来まして
 本当によかったと思います。やはり大切な事は相手の立場になって物を言うという
 ことと思いやりと言う事が大事と思います。和やかな会で本当に勉強になりました。
 ありがとう御座居ました。

・1年を通して今月と家族教室はとてもよかったです。

・本日は子供と一緒に参加させていただきありがとうございました。退院してからの
 本人との対応について今後努力していく必要性がわかりました。

・今日の反省
 私は毎回この時間を楽しみにしています。中谷先生の熱心さが伝わります。これ
 からもよろしくお願い致します。

・一日一歩 三日で三歩
 三歩進んで二歩下がる
 一歩は前進
 ここに来て話すとそういう気持ちになります。

・今日も、すてきな言葉をたくさん聞くことができて、けば立った心が静まり、ありがた
 かったです。

・もっと話しをきいてあげようと思いました。LEAPで学んだこと、実践できるように努力
 していきたいです。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。