公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

弊法人では、山梨オープンダイアローグ研究会と協力して、オープンダイアローグについて学ぶ会を開催しておりますが、今回は実践について深く学習するための1日ワークショップを開催いたします。山梨で初めての本格的な1日ワークショップです。皆様どうぞご参加ください。

オープンダイアローグ1日ワークショップ

  日時:2018年7月14日(土)10時から17時
  会場:山梨県立大学池田キャンパス
     看護実践開発研究センター
     
http://www.yamanashi-ken.ac.jp/info/info/map
        (※ 池田キャンパス ( 看護学部・大学院 )はページ下段にあります。)
  講師:森川すいめい氏
    森川真央氏
    三ツ井直子氏
        (オープンダイアローグネットワークジャパン)
  参加費:一般 5000円
 (先着順20名・事前申し込みのうえ当日受付でお支払いください)
  
 主催:山梨オープンダイアローグ勉強会
  共催:
公益財団法人住吉偕成会
     
山梨県立大学大学院看護学研究科精神看護学専門分野
  お問い合わせ:公益財団法人住吉偕成会住吉病院
           担当:看護部・佐野 
   メールは山梨県の精神保健福祉を考える会アドレスにお願いします:
   
yarimashoukai○gmail.com(○の部分を@に変換して送信してください)


【オープンダイアローグとは】
フィンランド・西ラップランド地方のトルニオ市にあるケロプダス病院のスタッフたちを中心に、1980年代から開発と実践が続けられてきた治療技法です。もともとは統合失調症患者への治療的介入の手法として開発されました。
 この手法がいま、国際的な注目を集めているのは、急性期の統合失調症患者に対する治療的介入として、ほとんど薬物治療や入院治療を行わずに、きわめて良好な治療成績を上げてきた実績があるためです。また現在は、統合失調症のみならず、うつ病やひきこもり、摂食障害や依存症など、さまざまな領域において応用が広がっています。

その手法の概略は以下の通りです。

 発症直後の急性期、依頼があってから24時間以内に、「専門家チーム」が結成され、クライアントの自宅に出向きます。本人や家族、そのほか関係者が車座になって座り「開かれた対話」を行います。この対話は、クライアントの状態が改善するまで、ほぼ毎日のように続けられます。
 対話にはいくつかのルールがあります。複数のセラピストが参加する、治療や変化を目的としない、全員が発言する、幻覚や妄想の共有をはかる、説得や議論は行わない、多様な意見のポリフォニーを歓迎する、大事なことは本人の目の前で話し合う、セラピスト同士のリフレクティングを行う、などです。
 オープンダイアローグの導入によって、西ラップランド地方においては、入院治療期間は平均19日間短縮されました。薬物を含む通常の治療を受けた統合失調症患者群との比較において、オープンダイアローグによる治療では、服薬を必要とした患者は全体の35%(対照群では100%)、二年間の予後調査で82%は症状の再発がないか、ごく軽微なものに留まり(対照群では50%)、障害者手当を受給していたのは23%(対照群では57%)、再発率は24%(対照群では71%)に抑えられていました。
 現在、オープンダイアローグの実践は、デンマーク、ドイツ、イギリス、イタリア、ポーランドなど国際的な広がりつつあります。日本でも2015年出版された斎藤環『オープンダイアローグとは何か』(医学書院)は大きな反響を呼び、ケロプダス病院のスタッフを招聘して行ったセミナーには熱心な聴衆が詰めかけました。

 (オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパンHPより
http://open-dialogue-network-jp.jimdo.com/


ワークショップをより有意義にするために・・・
事前にYouTubeの画像をご覧くださるとオープンダイアローグの理念の下地を得て頂けるかと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_i5GmtdHKTM


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

07
2018-06

建築日記①

投稿時間 : 07時39分52秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

住吉病院事務長の野川と申します。

本日は院長ブログを拝借し新病棟建築工事の状況を報告させていただきます。

工事期間中は多大なご協力をいただきこ厚く御礼申し上げます。

現在は外部足場や防護ネットが徐々に取り外され、病院外観が見えてきました。新病棟は建築しておりますが、病床数を増大させるわけではなく、引き続き地域での医療とケアに貢献し、病院全体の病床数は削減を予定しているところです。


完成予想図はこちらです http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/pdf/20180302new_sumiyoshi.pdf

そのことを踏まえて本年10月の稼働を目指し、単に入れ物だけのリユーアルではなく、効果的な治療プログラムや快適な療養環境のご提供ができるよう、法人各部門協同し、必要な研修ならびに最終調整を行っております。

ご利用者の皆様、近隣の皆様には引き続きご迷惑をおかけいたしますが、安全に十分配慮して施行を行いますので、引き続きご理解、ご協力のほどよろしくお願い申しあげます。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

26
2018-05

白州名水そば

投稿時間 : 11時14分09秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

旧聞になりますが、今年のお花見は北杜の神代桜を見に行ってきました。あいかわらず観光客でごった返しておりましたが、配偶者とともにお天気も良く、美しい桜を堪能しました。

せっかくなので他にも見ていこうということになり、サントリー白州工場で見学をして帰路についたところ「白州名水そば」という看板をみつけました。誘われて車を走らせてみると野原の中にぽつんと公民館のようなたたずまいの施設があり、みるとたしかに「そば」の暖簾がかかっていました(ちなみにこの暖簾は東京の河童橋で買ったものらしい)。

店内は広く、窓も大きく八ヶ岳をバックに畑が広がるという良いロケーションです。ただし、一般的なおそば屋さんに期待されるような粋な風情などはまったくありません。テーブルも思いっきり素っ気ないテーブルで、ホワイトボードにいかにも手づくり風な掲示物もあり、公共施設っぽい感じがします。

この日は十割そばがありましたので、野菜てんぷらを2人でシェアすることにして一つは大盛りで2人前頼みました。天ぷらはかき揚げと季節の野菜ときのこ。やや冷めてシナッとしてしまっていましたが野菜の甘みもありおいしかったです。
おそばは本業ではない方々が打ったとは思えない(失礼!)本格派で瑞々しく、コシも香りもありおいしい蕎麦です。つけ汁も甘さを抑えめの返しに鰹だしがかおるもので、おそばとの相性もよかったです。ちなみにそば粉も地元鳥原平で採れたもので、敷地内の製粉工場で挽き、地元の方が打っています。

接客はおかみさんがとても気さくで、愛想よく応対していただきました。調理場にもやはり地元の皆さまです。このおそば屋さんは東京から移住された方々が日頃は定職を持ちつつ、土日祝日のみ営業しているところだというところです。農業体験などもあるそうで、掲示物には地元の障がいをお持ちの方の施設の紹介もあり、私たちがすすめようとしている農業の志向性にも近いところのように思いました。帰ってからネットで検索してみると、ここはぐーももファームさんという団体がやっておられると知りました。いろいろなつながりが出てきそうな1日でした。

ぐーももファームさんのご案内はこちらから→http://goomomo.com/?page_id=3558



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

19
2018-05

よんもくWRAP@5月のお知らせ

投稿時間 : 05時32分52秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

遅くなりましたが、5月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。

 
 

山梨で活動をしているWRAPファシリテーターの人々は毎月第4木曜日の夕方、弊病院ケアセンターで、WRAPのつどいを開催しています。

今月は5月24日(木) 18時20分~20時、住吉病院ケアセンターで行います。
今回は、「WRAPの概要」をテーマにして語り合う予定です。ご興味をお持ちの皆さま、よろしかったらお越しください。

参加費:200円+熊本地震災害カンパお願いします
※お菓子の持ち寄り大歓迎です

※詳しくは山梨の精神保健福祉を考える会のブログをご覧ください→https://yarimashoukai.blogspot.jp/2018/05/wrap5.html



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

17
2018-05

IPS援助つき雇用勉強会@5月のお知らせ

投稿時間 : 07時58分29秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

住吉病院とすみよし障がい者就業・生活支援センターでは、2008年よりIPS(Individual Placement and Support)モデルによる援助つき雇用に関する勉強会を開催しております。毎回いろいろな立場の方と学びを深めつつ、回数を重ねてきています。今シーズンは新しい本をみんなで読み、語り合う形式で開催しております。今回読み進めていくのは以下の本です。皆さまとまた深めてまいりましょう。

サラ・スワンソン 、デボラ・ベッカー 著,    林 輝男 編集, 翻訳:IPS就労支援プログラム導入ガイド -精神障がい者の「働きたい」を支援するために 。星和書店


IPS援助付き雇用勉強会2018年5月

日時: 2018年5月22日(火) 18:30~ 
     ※IPS勉強会は毎月第4火曜日です

場所: 住吉病院 本館3階会議室
      アクセス→
http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html
内容: 「IPS就労支援プログラム導入ガイド」
     抄読者による報告とディスカッション

お問い合わせは、すみよし就業・生活支援センター・中島/渡邊までご連絡下さい。はたらきたいと願う障害をもつ人の就労支援を進めるため、福祉・雇用・教育の関係機関、そして企業の皆様とのさまざまな情報の共有を行なうことを目的に、山梨県が開設した就労支援のポータルサイト『はたらき甲斐net』では「コラム」にて弊法人の「すみよし障がい者就業・生活支援センター」によるさまざまな活動の様子をご報告しております。是非、ご覧ください。http://www.hatarakikai.net

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

15
2018-05

ご家族のつどい@5月のお知らせ

投稿時間 : 08時16分00秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎回まじかになって申し訳ありませんが、5月のご家族のつどいのお知らせです。本年は3月からはLEAPアプローチを学ぶシリーズの4クール目となり、新たな気持ちで皆さまと学んでいきたいと思っています。どうぞお気軽にご参加ください。

日時:平成30年5月19日(土)
場所:住吉病院ケアセンター
   13:00 開始  (12:30から受付しています)
   15:00 終了
   15:00からは自由参加のご家族同士のフリートークとなります。時間は
   前後することもありますのでご了承ください。

内容:LEAPの”E”その1

   日常生活の場面でLEAPを使って対応してみたい場面を準備して
   きてください。

お申し込み:ケアセンター宛にお電話を頂くか、ご本人さまを通じてお申し込みください。当日のご参加も歓迎しています。最近、インターネット情報や口コミなどでこの会をお知りになり、当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方もいらっしゃるようになりましたが、もちろんご参加はOKです!
※ 最近、ご参加の方が増えてまいりましたので、当院ご利用者様以外のご家族の
   方は、事前にご一報いただけますと幸いです。


お問い合わせについてはこちらをご覧ください→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

14
2018-05

山梨オープンダイアローグ学習会、試行錯誤の中、2年目に入りました。
精神科医療において「オープンダイアローグ」への期待は少しずつ高まっています。
当学習会では、「オープンダイアローグ」を当たり前のスキルとして身につけ、誰もが、いつでも、どこでも活用できるよう、体験的学習を中心に、年間6回を計画しています。


【今年度の予定】
第1回:2018年 5月26日(土)13時~16時  第2回:2018年 7月14日(土)10時~17時※
第3回:2018年 9月29日(土)13時~16時  第4回:2018年12月 1日(土)13時~16時
第5回:2019年 2月 2日(土)13時~16時  第6回:2019年 3月23日(土)13時~16時
※第2回は森川すいめい氏、三ツ井直子氏を講師に迎え、一日のワークシヨツプ
 (有料)を計画中です


進め方は、オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパンが紹介するガイドラインを用いて、世話人チームで担当します。参加者が基本姿勢やセッションの持ち方を理解し、「話す」と「聞く」を分けたリフレクティング等のワークを通して、ポリフォニー(多声)が広がるよう考えています。
誰もが参加でき、精神保健医療福祉を大きく変える潜在力を秘めたスキルであり思想でもある「オープンダイアローグ」を私たちと一緒に体験しませんか?!


日 時: 2018年5月26日(土)午後1時~午後4時
場 所: 山梨県立大学 池田キャンパス101講義室     
内 容: ①学習会の進め方、文献抄読など
      ②リフレクティング・ワークの経験など
参加費: 無料
主 催:山梨オープンダイアローグ学習会
共 催:公益財団法人住吉偕成会
     山梨県立大学大学院看護学研究科精神看護学専門分野

※事前申し込み:不要
お問い合わせ:〒400-0851 甲府市住吉4丁目10-32 (公財)住吉病院
       TEL:055-235-1521   担当:CNS 佐野
なお、メールは山梨県の精神保健福祉を考える会アドレスにお願いします:
       yarimashoukai○gmail.com 〇を@に変えてご送信ください



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

14
2018-04

2年

投稿時間 : 08時54分15秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

一連の熊本地震の発生から今日でまる2年となります。この震災では267人の方が犠牲となりましたが、そのうち避難生活による体調の悪化などで亡くなった災害関連死と認定された人が211人となっています。

wikipediaより

弊法人からも精神科救援活動DPAT(Disaster Psychiatric Assistant Team)の山梨県班第3班として、5名がさる5月5日から5月9日まで、熊本県宇土市で活動を行いました。

私たちは災害の支援をさせていただくことで多くのことを学ばせていただきました。自らも被災されながら、地域の方々のために活動を続けておられる宇土市医師会の先生方や行政の方々の姿に、医療者としての自らの原点はなにか、人として生きるということはどういうことなのかを自問し、勇気づけられました。自らの経験から学んだことを次の人につないでいき、多くの方々の心の平安に貢献したいと思うようになりました。

現在でも仮設住宅や民間の賃貸住宅を借り上げたみなし仮設住宅などに入居している方々は3万8112人にのぼります。自力では住宅を再建できない方々のための災害公営住宅は、1735戸が計画されているのに対してし、設計・工事に着手したのはまだ1049戸にすぎません。

現在、2020年のオリンピックやリニア新幹線や新たな学校建設についての情報がたくさんメディアをにぎわせていますが、同じ国の中でいまだ困難の中にある仲間のことを今一度思い起こす日としたいと思います。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

11
2018-04

Psychoeducationってなんだ?

投稿時間 : 21時01分50秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

弊ブログhttp://blog.cabrain.net/CN010030/article/id/104486.htmlでご案内させていただいた、日本心理教育・家族教室ネットワークとの共催で開催される標準版家族心理教育研修会は、4月6日をもって予定した参加者数にお申込みが達しましたので、受付は締め切りとさせていただきました。

今回は日本心理教育・家族教室ネットワークから講師が派遣されての研修会となりますが、「心理教育」とはどのようなものであるかについて心理教育・家族教室ネットワークのHPより引用させていただきます。

<心理教育とは>
「精神障害やエイズなど受容しにくい問題を持つ人たちに、正しい知識や情報を心理面への十分な配慮をしながら伝え、病気や障害の結果もたらされる諸問題 ・諸困難に対する対処法を習得してもらう事によって、主体的に療養生活を営めるように援助する方法」と定義されています。つまり、病気や障害、そのほかの問題を抱えて、知識もなく、相談もできず、途方にくれているご本人、ご家族に必要な知識や情報を知ってもらう機会を広げ、どう問題に対処するかを協働して考えることで、ご本人やご家族が自分たちの問題に取り組みやすくなり、何とかやっていけるという気持ちを回復する、そういうことを目指している支援法のひとつで実証的効果も確認されています。家族だけのこうした集まりは家族教室とも呼ばれます。
※ 詳しくはこちらをご参照ください
http://jnpf.net/


今日は、ここでも示されている「教育」についての私見を述べてみます。

教育とは英語の”education”の訳として明治以降使われるようになった単語です。語源としては、”educatio”というラテン語から由来するものとされているそうです。この語は、もともと、動植物の生命を引き出し、それを飼育したり栽培したりするということを意味していたとされ、それが徐々に子どもを養い育てること。つまり、親が子どもの成長が引き出されることを願い、育てることを意味するようになったとされています。この語には、子どもが生れながらもつ諸力を引き出すように、生れついてもつ状態を考慮し、その能力の内部における成長を待ちつつも、同時に、能力が発揮できるように外部から働きかけるという二重の意味があるそうです。

明治のはじめ、”education”の翻訳に関して大久保利通氏と福澤諭吉氏と森有禮氏が論争したといわれています。大久保氏はこの語の訳として「教化」が望ましいと主張し、福澤先生は「発育」が適訳であるといい、森氏はその間をとって「教育」としたそうです。「教育」はそれまでには儒学の影響を大きく受けた言葉で、政治的に上に立つ者が下に立つ者に指示する際に用いられてきた言葉でした。そのために、子どもたちに知恵を授け育てていく仕組みとしての学校について、福澤先生は次のような「文明教育論」を、 1889年8月5日付の「時事新報」社説として発表しました。

「一概に教育とのみにては、その意味はなはだ広くして解し難く、ために大なる誤解を生ずることあり。
その事にあたり物に接して狼狽せず、よく事物の理を究めてこれに処するの能力を発育することは、ずいぶんでき得べきことにて、すなわち学校は人に物を教うる所にあらず、ただその天資の発達を妨げずしてよくそれを発育するための具なり。教育の文字ははなはだ穏当ならず、よろしくこれを発育と称すべきなり。かくの如く学校の本旨はいわゆる教育にあらずして,能力の発育にあり……。我が国教育の仕組はまったくこの旨に違えりといわざるをえず。

つまり、福澤先生は”education”を「教育」とは訳すことは妥当ではなく、「発育」と訳すべき、と考えていたようです。この文脈においては特に国が必要と考えて用意した課題を与え、その課題を解けるようになるかどうかを求めるような過程は”education”ではないとなります。

重要なのは「事にあたり物に接して狼狽せず、よく事物の理を究めてこれに処する能力」つまり、人生上のさまざまな出来事としての応用問題になんとか対処ができるよう能力が身につくように双方的にアプローチすることが”education”なのではないかと個人的には思っています。

山住正己編:福澤諭吉教育論集、岩波文庫、1991

私は日本心理教育・家族教室ネットワーク認定のインストラクターをさせていただいていますが、ご家族との間においてもご本人との間においても「Psychoeducation:心理教育」においてはネットワークの理念にも従い、双方向性=対話を心がけていく所存です。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

10
2018-04

ご家族のつどい@4月のお知らせ

投稿時間 : 08時23分34秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

またまたまじかになって申し訳ありませんが、4月のご家族のつどいのお知らせです。本年は3月からはLEAPアプローチを学ぶシリーズの4クール目となり、新たな気持ちで皆さまと学んでいきたいと思っています。どうぞお気軽にご参加ください。

日時:平成30年4月14日(土)
場所:住吉病院ケアセンター
   13:00 開始  (12:30から受付しています)
   15:00 終了
   15:00からは自由参加のご家族同士のフリートークとなります。時間は
   前後することもありますのでご了承ください。

内容:LEAPの”L”その2

   日常生活の場面でLEAPを使って対応してみたい場面を準備して
   きてください。

お申し込み:ケアセンター宛にお電話を頂くか、ご本人さまを通じてお申し込みください。当日の急なご参加も歓迎しています。最近口コミなどでこの会をお知りになり、当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方もいらっしゃるようになりましたが、もちろんご参加はOKです!

お問い合わせについてはこちらをご覧ください→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html

[前回ご参加いただいた方々のご感想]
・今後も参加させていただきます。実せんできる内容でよかったです。
・こちらの話を聞いてもらいたいが強く相手の気持ちになっている状態がなかった。
 自分の言葉に責任を持って冷静に話を聞くようにしようと思った。
・よかったです。
・周囲のアドバイスがあり、子どもの具合も良くなり、今はほっとして感謝の気持ちで
 いっぱいです。
・皆で語りあうことのあたたかさを感じることで、元気が出てきました。
・私の行き場所が一つ増えました。この場に参加なさっている方々のお話をいっぱい
 聞きたいです。
・家族会に参加する前は、必要性をあまり感じてはおりませんでした。参加させて
 いただいて、共通の悩みや対処法に気がつきました。本で読むだけではわから
 ない、LEAPの実践法も大変勉強になりました。
・早速今から実行していきたいと思います。
・他人に話を聞いてもらったり、他人と話をすることが大事なんだと改めて思いました。
・また来月も勉強させてください。
・家の娘は両親が年を取った後のことをとても心配しています。そんな時はどの
 ように話をしたらいいのでしょうか。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。