公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

21
2018-10

新生

投稿時間 : 23時57分28秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

住吉病院は1970年に県内初の院内断酒会を開始して以来、アルコール依存症に対する治療を発展させてきました。

1979年にはアルコール治療専門の病棟「ひまわり棟」を開設し、それ以外の精神疾患をお持ちの方とは異なった入院治療プログラムを提供し始め、以来、1992年にはアルコールセンターを開設し専門性を高めてきました。

昨日と本日にかけて、住吉病院は新たに建築した急性期病棟と外来に引っ越しをしました。これに伴って、これまでの外来、2病棟、アルコールセンターは使われなくなります。今般の新病棟では、新病棟3階で従来のアルコールセンターで行われていた治療方針を継続しながらも、新病棟2階では急性期治療病棟として新たなプログラムによる活動を開始します。外来も一新し、ご利用の皆さまにより一層やすらぎのあるスペースであるように心がけました。引っ越しが終わって、空間になった(かつての)外来待合室や病室に立ったとき、私は自分自身のいろいろな記憶と対話しました。

約半世紀前、別々になったアディクションとそれ以外の精神科疾患をお持ちの方の病棟でしたが、年月が過ぎるとともに、アディクションとのかかわりの中から培われた回復/リカバリーの概念がようやく病院全体に共有されたものとして、ふたたび建物が一つになるということです。

山梨県におけるアルコール医療の歴史そのものでおられる松野理事長が、病棟引っ越し開始の日にお見えになり、新病棟の敷地の一角に立たれて新病棟を見渡されたのちに視線を移され、これまでのアルコールセンターをじっと見ておられました。先生は何も語られませんでしたが、そのお姿から私は、歴史の大きな流れとともにこの病院の伝統を形作られてきた先達諸氏の偉大さをあらためて感じました。

これまでの住吉病院の病棟編成はなくなるのではありません。そしてただ病棟が新しいところに移動するだけでもありません。いったん手放したものを取り戻すのでもありません。何かが変わり、何かが新たに生まれるのでしょう。そして伝統を引き継ぎ、新しいものにチャレンジするのは私どもスタッフのかかわりによってくるのだ、とあらためて強く感じました。

回復とは元に戻ることではなく、新生なのだとよく言われます。翻れば、新たな挑戦もまた回復の旅路の一つなのだということです。私どもの新しい外来と病棟での活動が、皆さまの回復/リカバリーにとり、新たに、そして引き続き、役立つものでありますように。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

20
2018-10

IPS援助付き雇用勉強会@10月のお知らせ

投稿時間 : 05時17分27秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

住吉病院とすみよし障がい者就業・生活支援センターでは、2008年よりIPS(Individual Placement and Support)モデルによる援助つき雇用に関する勉強会を開催しております。毎回いろいろな立場の方と学びを深めつつ、回数を重ねてきています。前回のシーズンは「サラ・スワンソン 、デボラ・ベッカー 著,  林 輝男 編集, 翻訳:IPS就労支援プログラム導入ガイド -精神障がい者の「働きたい」を支援するために 。星和書店」をみんなで読み、語り合う形式で開催してきましたが、7月でめでたく読破となり、今シーズンは新たに「チャールズ・ラップ/リチャードJゴスチャ著 ストレングスモデル第3版」を読んでいくことになりました。

チャールズ・A・ラップ/リチャード・J・ゴスチャ著, 田中英樹 監訳
「ストレングスモデル[第3版]―リカバリー志向の精神保健福祉サービス」金剛出版

9月は基礎学習として、私から「ストレングスモデルの外観」をお話させていただきましたが、今月からいよいよ本を読み進めていくことになりました。精神保健福祉分野のパラダイムを変えていくストレングスモデルについてですので、就労支援に携わる方々のみならず、多くの支援者の方に学んでいただければ幸いです。手もとに本をお持ちでなくても、毎回抄読者による抄録発表と話し合いですので、所属先にこだわらず、リカバリーやストレングスモデルに興味のある支援のお仕事をお持ちの皆さまのご参加をお待ちしています。

IPS援助付き雇用勉強会2018年10月

日時: 2018年10月23日(火) 18:30~ 
     ※IPS勉強会は毎月第4火曜日です

場所: 住吉病院 ケアセンター2階
      アクセス→
http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html
内容: 「ストレングスモデル第3版」
     抄読者による報告とディスカッション


お問い合わせは、すみよし就業・生活支援センター・中島/渡邊までご連絡下さい。連絡先はこちらをご覧ください→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-r-syougai-sien.html

山梨県が開設した就労支援のポータルサイト『はたらき甲斐net』「コラム」にて弊法人の「すみよし障がい者就業・生活支援センター」によるさまざまな活動の様子をご報告しております。是非、ご覧くださいhttp://www.hatarakikai.net


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

18
2018-10

ご家族のつどい@10月のお知らせ

投稿時間 : 08時35分28秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎月1回開催されているご家族のつどいですが、10月の開催をお知らせいたします。本年は3月からはLEAPアプローチを学ぶシリーズの4クール目となり、新たな気持ちで皆さまと学んできております。どうぞお気軽にご参加ください。

前回は共感のうちのempathyとsympathyはどう違うか、ということと、強化を示すための行動実践を学びました。今回は、自らの意見を述べたうえで、それでも対話を続けていくやり方について、デイケア劇団のコント?を交えながらさらに実践的に体感してみたいと思います。

お申し込み:ケアセンター宛にお電話を頂くか、ご本人さまを通じてお申し込みください。当日のご参加も歓迎しています。最近、インターネット情報や口コミなどでこの会をお知りになり、当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方もいらっしゃるようになりましたが、もちろんご参加はOKです!
※ 当院ご利用者様以外のご家族の方は、事前にご一報いただけますと幸いです。
   お問い合わせはこちらからお願いいたします→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

16
2018-10

よんもくWRAP@10月のお知らせ

投稿時間 : 11時57分54秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

10月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。 

山梨で活動をしているWRAPファシリテーターの人々は毎月第4木曜日の夕方、弊病院ケアセンターで、WRAPのつどいを開催しています。

今月は10月25日(木) 18時20分~20時、住吉病院ケアセンターで行います。
今回は、”リカバリーに大切な5つのこと”から「サポート」をテーマにして語り合う予定です。ご興味をお持ちの皆さま、よろしかったらお越しください。

参加費:200円+災害カンパお願いします
※お菓子の持ち寄り大歓迎です

※詳しくは山梨の精神保健福祉を考える会のブログをご覧ください→https://yarimashoukai.blogspot.com/2018/10/wrap10.html


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

12
2018-10

トラウマインフォームド・アプローチ

投稿時間 : 08時21分33秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

トラウマとなる出来事を体験した人は、多くのサービス分野で見出され、中でも精神障害や物質使用障害をお持ちの方に過去にトラウマの体験をもつ方の割合が高いとされています。
このような方々に公的機関や医療・福祉サービスシステムが提供する支援がトラウマを引き起こすこともしばしばあるとされています。隔離や拘束、同意を得ないで行われる急な分離、侵襲的な医療処置、教育関連を含んだ施設・制度における厳格化されたルールの実行などは、過去に深刻なトラウマを体験した方々に心理的な再被害を与える可能性があり、こうしたプログラムや実践方針によって、支援の成果が期待されるほどあげがらないこともしばしばあります。このような公的機関やサービスシステムを利用する人の再トラウマ化は「通常業務」としてなされていることを考え直す必要があります。公的機関やサービスシステムでは、多くの人が様々なトラウマ歴を有しており、それが対応されないままであることは、健康やウェルビーイングの妨げになりうると理解されるようになっています。

最近まで、これらの人達が体験したトラウマへの対応方法や、多くの公的機関やサービスの枠組みにおける再トラウマ化の影響を軽減させる方法についての理解を深めることが、不可欠であるとは考えられていませんでした。しかし、現在では、トラウマの影響に加えて、サービスシステムがトラウマに関連する問題にどのような影響を与えるかが大きな注目を浴びるようになっています。これらのシステムは、トラウマインフォームドアプローチという枠組みにおいて、いかに「業務」をすべきかについて見直し始めています。

個々のトラウマは、3つのEの側面があるとされています。
・Event 出来事や状況の組み合わせの結果として生じます。
・Experience 身体的または感情的に有害であるか、または生命を脅かすものとして
 体験されます。
・Effect 個人の機能・精神・身体・社会性、・感情またはスピリチュアルな幸福に、
 長期的な悪影響を与えます。

トラウマが生じることや、トラウマの予防・軽減について理解していることがインフォームドであり、そのうえで回復への可能な道筋を知っているアプローチ法は、以下の主要原則にのっとっています

トラウマインフォームドアプローチの6 つの主要原則
1.安全
2.信頼性と透明性
3.ピアサポート
4.協働と相互性
5.エンパワメント、意見表明と選択
6.文化、歴史、ジェンダーの問題

精神科医療サービスにおいては、これらはリカバリー志向アプローチと多くの点で合致しており、私どもは自分たちの実践の場面においてトラウマインフォームドアプローチをすすめていこうと考えています。

詳しくはこちらをご覧ください→http://www.j-hits.org/child/pdf/5samhsa.pdf



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。


06
2018-10

弁護士相談会のお知らせ

投稿時間 : 07時09分04秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

今年の5月に弊法人では、法テラス山梨様の巡回相談を利用して、ご利用者様の法律相談会を開催させていただきましたが、大変好評でしたので、先方様にお願いして今年度第2回目の相談会を開催することといたしました。

前回のお知らせ⇒https://blog.cabrain.net/CN010030/article/id/104600.html

日 時:2018年10月17日(水)14:00~16:00
場 所:住吉病院内(病棟面会室・外来相談室等)
対象者:住吉病院に入院されている方・通院されている方
※ 山梨県弁護士会から弁護士の方が来院されて法律相談に乗って
   くださいます

申し込み:担当ケースワーカーにまずご連絡ください。
       申込用紙をお渡ししますので、お書き込みいただいた上で封筒
       に入れて、封をしてからお渡しください。
       ・内容をあらかじめ病院スタッフに伝える必要はありません。
       ・封筒にはお名前だけお書きください。
       ・詳しくはケースワーカーにお尋ねください。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

21
2018-09

よんもくWRAP@9月のお知らせ

投稿時間 : 23時19分05秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

9月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。

山梨で活動をしているWRAPファシリテーターの人々は毎月第4木曜日の夕方、弊病院ケアセンターで、WRAPのつどいを開催しています。

今月は9月27日(木) 18時20分~20時、住吉病院ケアセンターで行います。
今回は、”リカバリーに大切な5つのこと”から「自分のために権利擁護すること」をテーマにして語り合う予定です。ご興味をお持ちの皆さま、よろしかったらお越しください。

参加費:200円+熊本地震災害カンパお願いします
※お菓子の持ち寄り大歓迎です

※詳しくは山梨の精神保健福祉を考える会のブログをご覧ください→https://yarimashoukai.blogspot.com/2018/09/wrap9.html



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

09
2018-09

ご家族のつどい@9月のお知らせ

投稿時間 : 20時00分15秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎月1回開催されているご家族のつどいですが、8月の開催をお知らせいたします。本年は3月からはLEAPアプローチを学ぶシリーズの4クール目となり、新たな気持ちで皆さまと学んできております。どうぞお気軽にご参加ください。

前回は共感とはどういうことなのかを行動に落とし込むための実践のその1を学びました。今回は、いろいろな具体的な場面でどのように共感の気持ちを伝えるかについて、デイケア劇団のコント?を交えながらさらに実践的に体感してみたいと思います。

お申し込み:ケアセンター宛にお電話を頂くか、ご本人さまを通じてお申し込みください。当日のご参加も歓迎しています。最近、インターネット情報や口コミなどでこの会をお知りになり、当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方もいらっしゃるようになりましたが、もちろんご参加はOKです!
※ 最近、ご参加の方が増えてまいりましたので、当院ご利用者様以外のご家族の
   方は、事前にご一報いただけますと幸いです。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

08
2018-09

新病棟竣工式その2

投稿時間 : 17時46分41秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

前回ブログでは、理事長の法人の歴史を踏まえたご挨拶を掲載させて頂きましたが、私も病院をお預かりする者として一言ご挨拶させていただける機会を得ました。

弊法人に招かれて松野理事長より声をかけて頂いたときのこと、これまでの病院でのことなどが脳裏をよぎりました。そして、これからの法人への思いをまた、あらたに自らの中でかみしめました。

竣工式にあたり
住吉病院院長 中谷真樹

 本日は台風一過の残暑のおり、皆さま大変ご多忙のところ、弊法人住吉病院新病棟の竣工式にお運びいただき、ご来賓の皆さまには、誠にありがたく、心よりお礼申し上げます。本日は午前中に神事が執り行われまして、法人職員一同、新たな決意を持って公益財団法人の名にふさわしい活動を進めていくことを誓いました。
 私ども住吉偕成会は65年前、創立者有泉先生がこの地に住吉病院を創立されて以来、多くの諸先輩方、行政機関の皆さま、そして住吉地区の皆さまに育てて頂きながら、本日を迎えました。これまでにご支援いただいた多くの方々のご功績・ご尽力に、ここにあらめて厚くお礼を申し上げます。また、工期中は近隣の皆さまにご迷惑をおかけいたしまして誠に申し訳ございませんでした。
 私どもの法人の原点は、昭和46年にアルコール依存症の専門病棟を作り、県内で最初にアルコール依存症の方の治療を手掛けたことにはじまります。それまで回復することがないと思われていた人々の回復を信じることが病院の伝統となり今日まで職員の中で大切につないでまいりました。この伝統の中で、支援とは医療のみではなく、回復とは病のことのみではないと考えるようになり、組織も病院のみから社会復帰のための施設としての、リカバリーセンターを創り、障害者就業・生活支援センターを開設するなど活動してまいりました。また、地域の皆さまとの交流や回復者の方々の活動に励まされてきました。
 特に私どもはこの10年、アルコール臨床から学んだ「回復」という考えをすべての人において促進しようと考えるようになり、平成22年には財団法人住吉病院から公益財団法人住吉偕成会となって、広く社会に貢献を行っていこうと決意したところです。その後、平成24年委は無料定額診療制度を開始し、患者さんの社会での治療と回復を推進するためのアウトリーチ推進事業を県のご指導のもとに行うとともに、翌年より病床削減を開始し、地域医療の充実のための訪問看護ステーションを立ち上げました。回復に必要なものは医療福祉サービスだけではないと信じて障害者・就業生活支援センターの活動を推進してきました。むろん、病院としての医療の向上もすすめ、アルコール以外の依存症についても治療の充実をはかってまいりました。27年4月からは敷地内断煙と、一般の方も通っていただける禁煙外来を開始いたしました。その過程で病床数はこの6年間で315床から今日の258床まで削減してまいりました。
 地域医療に力を傾ける中で、急性期にある患者様に適切で密度の濃い治療を提供してできるだけ早期に社会の中での回復の道のりについていただく必要性が高まり、今般・急性期対応の病棟とアルコール依存症対応の病棟として新病棟竣工となった次第です。この新しい病棟では、すべての人の回復の可能性を信じるという伝統に、新たな知見と治療技術を導入し、一方で心病む方々の人としての権利を守る活動を今後も私どもは推進してまいる所存です。
 最後になりますが、工事にあたり、山下建築設計・NOA環境設計共同企業体、国際建設株式会社の職員の皆さまの御尽力と地域の皆さまのご支援に心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございます。
 今後とも行政の皆さまのご指導、県医師会、保健所、病院協会、診療所協会、山梨大学ならびに県立北病院の先生方のご理解御協力をいただき、住吉地区の自治会の皆さまのあたたかいご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げまして竣工式でのご挨拶とさせていただきます。本日は本当にありがとうございます。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

07
2018-09

新病棟竣工式その1

投稿時間 : 14時49分42秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

さる9月5日、台風一過の晴天の下、弊法人住吉病院の外来・新病棟竣工式が厳かに行われました。

午前中に住吉神社宮司様により神事が行われ、午後からは県福祉部・住吉地区自治会連合会・山梨県精神科病院協会よりそれぞれの代表の方ほか多くのお客様をお迎えして、竣工式が挙行されました。

多くの方より激励をいただき、新しい外来と病棟は、来月下旬より稼働を開始いたします。理事長の松野正弘よりご挨拶をさせていただきましたので、ここにご披露いたします。

竣工式に当っての御挨拶
理事長 松野正弘

 公益財団法人住吉偕成会 住吉病院の新病棟竣工式にあたって、本日午前11時より神事が、住吉神社宮司さまの下で厳粛に執り行われました。私ども一同は明日に向かって新しい建物に息吹を与えられ明日からの使命と責任を大いに感じて又新たな決意を感じたところです。
 本日は大多数のお客様の御来賓をいただきありがとう存じます。
 住吉病院は創立者有泉信先生がこの住吉の地に50床の精神科病院を創立されたのが今から65年前のことです。その歴史については30周年記念史及び50周年誌にまとめられておりますが、その間大勢の方950名以上に及びますが、仕事を共にされて去って行かれましたが、今日住吉病院があるのはその功績とご努力によるものであり、改めて感謝と報恩の念を忘れてはいけないと強く思っております。
 昭和62年の宇都宮病院の不祥事をきっかけに日本の精神科医療が大きく変わり人権保護と社会復帰の理念が盛り込まれた法律が成立したことも画期的なことでした。
 私共の病院も、社会復帰のための施設、グループホーム、生活支援センター、生活訓練施設など、医療と社会復帰を両輪とした組織つくりをして参りました。また昭和46年にアルコール依存症の専門病棟を作り病院の伝統となり今日まで一貫として努力して来ております。
 この度急性期対応の病棟とアルコール依存症対応の病棟を主としての新築検討委員会が5年前から発足して検討を重ね、平成29年8月地鎮祭が行われ、本年8月31日完成引渡しとなりました。
 山下建築設計・NOA環境設計共同企業体、国際建設株式会社の職員の皆様の優秀なる技術と知識経験をもって所期の目的を達成されましたことに深く感謝の意を表します。 
 今後は引き続き行政のご指導を仰ぎながら、県医師会、保健所、病院協会の先生方のご理解御協力を保ちながら、又市医師会の11班の先生方、地域、住吉地区の自治会の皆様には大変な迷惑をかけながらも御理解と御援助を頂いておりますが、改めてお願い申しあげて、本日の竣工式での御挨拶とさせていただきます。




最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。