公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

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2018-01

非燃焼・加熱式タバコについて

投稿時間 : 21時44分00秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

最近、紙巻きタバコに代わるニコチン含有嗜好品として非燃焼・加熱式タバコを見かけるようになりました。非燃焼・加熱式には、アイコス(PM)、グロー(BAT)、プルームテック(JT)の3種類がありますが、その基本的な構成、内容はほぼ同一と思われます。これらはタール成分の削減の効果はありますが、ニコチンその他の有害物質を吸引する製品です。

これらに対するさまざまな禁煙運動を行っている団体の見解を掲載します。


加熱式タバコに対する運営委員会緊急声明    平成 29 年 10 月 16 日

日本禁煙推進医師歯科医師連盟

非燃焼・加熱式タバコ(以下、加熱式タバコ)と呼ばれるタバコが、日本で急速に拡大しています。その 公衆衛生上の問題点について、ここに日本禁煙推進医師歯科医師連盟の見解を表明します。

① 「加熱式タバコ」はタバコ葉を使用したタバコ製品であり、タバコ葉を使用しない
  「電子タバコ」 と混同して論じるべきではありません

② 現段階までに得られた科学的知見からは、喫煙者本人に対しても受動喫煙につい
  ても、加熱式タバ コと紙巻きタバコを比較して害の大小を論じることはできません

③ 加熱式タバコの使用は、ニコチン依存症からの脱却(紙巻きタバコも加熱式タバコ
  も吸わない状態) を阻害し、タバコによる健康被害をなくす機会を喪失ないし遅ら
  せている可能性があります

④ ニコチンによって生じる脳の報酬回路不全(依存症)や健康被害を軽視するべき
  ではなく、全ての ニコチン含有製品は規制するべきです

⑤ 受動喫煙の防止のため、加熱式タバコも紙巻きタバコと同様に規制する必要が
  あります

全文はこちらをご覧くださいhttp://www.nosmoke-med.org/673


日本禁煙学会も緊急警告を2017 年7月21日に出しています。内容は

 「加熱式電子タバコ」は、普通のタバコと同様に危険です。 受動喫煙で危害を与えることも同様で、認めるわけにはいきません。

というものです。詳しくはこちらをご覧くださいhttp://www.jstc.or.jp/modules/information/index.php?content_id=119


日本呼吸器学会の見解は次の通りです

1.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用は、健康に悪影響がもたらされる
  可能性がある。
2.非燃焼・加熱式タバコや電子タバコの使用者が呼出したエアロゾルは周囲に
  拡散するため、受動吸引による健康被害が生じる可能性がある。従来の燃焼
  式タバコと同様に、すべての飲食店やバーを含む公共の場所、公共交通機関
  での使用は認められない。

詳しくはこちらをご覧くださいhttp://www.jrs.or.jp/uploads/uploads/files/photos/hikanetsu_kenkai.pdf


非燃焼・加熱式タバコは依存性物質を燃焼式タバコと同様にニコチンを含む有害物質を吸引する製品です。従来の燃焼式タバコと同様に断煙の対象となっていると弊法人では考えています。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。