公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

23
2020-05

5/24は世界統合失調症デー

投稿時間 : 22時27分31秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

5月24日は「世界統合失調症デー」です。統合失調症は稀な病気ではありませんが、偏見が根強く残っているためにこの診断を隠さざるを得ない日々を過ごしていらっしゃる方も少なくありません。偏見の中で生きていくことは辛いことだと思います。この日は統合失調症について、ご本人、ご家族、関係者の方々、市民のみなさま、みんなで、偏見による生きづらさを乗り越えるとはどういうことか、病気を隠さずに生きることができるような社会になるために、偏見に対して私たちはどうあればいいのかなど、一緒に考えていく日になっていくと嬉しいです。

京都で活動しておられる「統合失調症グリーンカフェ」様は今年もこの日に呼びかけを行っておられます。
https://schizophreniacafe.jimdofree.com/


5月24日は世界統合失調症デー。
統合失調症についての理解を広め、当事者や家族が孤立せず安心して暮らせる社会を作るために、世界中の人たちが行動する日です。
5月24日にはハッシュタグ #世界統合失調症デー をつけてSNSに投稿を。
啓発には当事者の発信が重要です。統合失調症に関するいろいろなことや、伝えたい思いを。
もちろん当事者以外の方も、ぜひ。
テーマカラーは「むらさき」。写真やイラストもすてきです。

#worldschizophreniaday
#worldschizophreniaday2020
#schizophreniaday

一人でも多くの方が声を上げていただけますようにお願い申し上げます。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

21
2020-05

当院外来の様子

投稿時間 : 17時32分57秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

皆さまこんにちは。山梨県は特別緊急事態対象県からははずれましたが、まだ散発的な新規感染者の発生もあり、新型コロナウィルスの感染拡大にはなお注意が必要と考えられています。

住吉病院では今年3月に入る前後からこの感染症への対策を徐々に練り上げてきていますが、いましばらくは対策を継続する必要があると考えていますので、外来について現状をお伝えさせていただきます。
外来の入り口は正面から南側の通用口に変更し、そこで外来棟に入られる方の体温・呼吸器症状・味覚障害などを含む体調のご報告をいただき、体調不良の方には外来棟の外でご対応させていただくことにしています。



外来入り口は手指消毒とマスク着用へのご協力をお願いしております。症状がおありで、お車での待機のできない方、入院に関する受付などのご家族の方への対応などにおいて、外来棟内で対応ができない場合には、臨時入口の横に特別待機室をご用意いたしましたので、そちらでお願いする場合があります。



外来の待合では、ソーシャルディスタンシングの確保をお願いしており、お座席も間隔をあけてお座りいただくように目印をつけさせていただいております。それとともに、感染拡大防止の観点から、スタッフはマスク着用の上で受付と会計窓口にはシールドをつけさせていただき、外来診察室では相互の安全を配慮してビニールカーテンを設置させていただきました。なにかとご不便をおかけしますが、皆さま何とぞご了承いただきたく存じます。



なお、これまで毎週開いておりました土曜日午前中の完全予約制の外来ですが、感染症予防のために、当面の間、毎月第2・第4土曜日に縮小させていただくことといたしました。ご不便をおかけしますが、どうぞご容赦くださいますようお願い申し上げます
1日も早く、人と人の触れ合いが再開される日を目指して、住吉病院は皆さまとご一緒に予防に努めていきたいと思います。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

18
2020-05

ほのちゃん成長記5/18

投稿時間 : 23時41分43秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

こぶみかんの新芽のほのちゃんは、このところ寒暖差に心配していましたが、すくすくほのぼのと成長しています。葉っぱがだいぶ緑も濃くなって、大きくしっかりしてきました。



こぶみかんにはビタミンCのほか、ビタミンAやビタミンBも豊富に含まれており、タイではバイマックルーと呼ばれるこぶみかんの葉は、とってもいい香りがして、さまざまな料理に使われています。ビタミンAやビタミンCには、美肌やアンチエイジングだけでなく、鉄分も多く含まれています。バイマックルーの入った料理としてはトムヤンクンやゲーンキォワーンが有名で、私もお店ではよくいただいています。


新型コロナウィルス感染症の拡大がおさまったあかつきには、またおいしい甲府のタイ料理屋さんに繰り出したいと思います。





最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

16
2020-05

特別定額給付金の申請について

投稿時間 : 09時15分35秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし


新型コロナウィルス対策として始った特別定額給付金は精神障害ある人にもない人にも平等に給付されるものです。この給付金はひとりひとりに届くもので、入院中の方でもそうでない方でも受け取る権利が保障されなければなりません。


精神障害をお持ちの方の中には「情報弱者」とされる範疇に入ってしまう方もおられるため、東京で精神障害当事者会ポルケでは、特別定額給付金について下記の通り緊急の要望活動を行っておられるそうです。

弊法人でも、リカバリーセンターにご通所の方や外来にお越しの皆さまにはご通知申し上げておりますが、サポートハウスとびらでは、この給付金について入院中の方々にお知らせするためのチラシを作成して病院の相談室ともタイアップし、情報提供と支援を行うこととなりました。


さっそく病棟にも掲示されています。私たちは入院中の精神障害がある人個人のもとにも特別定額給付金が迅速かつ的確に届きますように、適切にご支援させていただきたいと思っています。






最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

14
2020-05

1951年に山梨県で起きたこと

投稿時間 : 12時08分27秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

山梨県では、新型コロナ感染症対策の官民の努力が奏功して、緊急事態宣言の対象からははずれる見通しになっているようです。経済活動再開への期待もありますが、他国の状況からみて、社会活動再開後の第2波への懸念もあるときいています。

かつてのわが国における感染症対策の過ちとして「無らい県運動」がありました。これは文字通り、今でいうハンセン病患者がいない県、すなわち、すべての患者を隔離して市中に患者がひとりもいなくなった県を意味していました。1931年の「癩予防法」公布により絶対隔離政策がとられるようになって以降、「無癩県」を実現するため、患者を摘発して療養所に送り込もうとする官民一体となった運動が「無らい県運動」でした。

この運動では、近隣が相互に監視して患者密告を奨励しており、広範な検査による感染者の摘発と隔離が強化されていきました。国策に呼応するようにマスメディアも感染者を恐ろしい存在とあおりました。1950年度以降は国立療養所の病床は1000床増加し、一斉検診の再開とそのための「らい患者及び容疑者名簿」の作成などが求められました。特に、「らい患者及び容疑者名簿」の作成においては、「一般住民よりの投書」などの実施もあげられ、1952年4月には国立療養所の 1500 床増床を前提に、厚生省は各都道府県知事に宛て「登録未収容患者の完全収容」を目標に掲げるに至ったのです。

こうした「無癩県運動」の渦中にあった 1951年1月27日深夜、山梨県のとある村でハンセン病患者家族一家9人の心中事件が発生しました。 1月30日付山梨日日新聞によれば、この一家は、27日に長男が県立病院でハンセン病と診断されました。診断した医師は早く治療しなさいと、厳封した書類を保健所に出すようにいい、本人に持たせました。ところがその診断書を受け取った保健所が公表してしまい、その方の周囲を縄張りして、その日の夕方には村役場から家中を消毒すると通告されていたところ、それを苦にして、両親と兄弟姉妹合わせて9人が青酸カリにより服毒自殺したのでした。父親が社会に宛てた遺書には「国家は社会はそうした悲しみに泣く家庭を守る道は無いでせうか」と書かれてあったそうです。この事件は、全国の患者さんの協議会に大きな衝撃を与えました。


当時の「無らい県運動」による患者の監視と摘発、そして徹底的な消毒、こうした実態が、ハンセン病への恐怖感を住民に植え付け、患家を絶望の淵へ追い込んだという認識は、その一翼を担ったマスコミにも乏しく、2月4日付朝日新聞夕刊では、「ライ病が伝染病であり、病人を隔離し十分に消毒さえしたら伝染の怖れはないことを、村民の全部が知っていたならば、こんな悲劇は起こらなくても済んだはずである」と論評しました。ここには、強制的な隔離と必要以上の消毒が恐怖をあおり、このような悲劇を生み出したという視点はなく、記事は隔離と消毒の徹底という「無癩県運動」を推進する論理が一貫してこのような事件につながっていることを黙止したのです。

同じ県にお住まいの皆さま、新型コロナウィルス緊急事態宣言が解除となりそうな見通しにようやく至った今、69年前におこったことの内容をお読みになって、なにかお感じになることと思います。我々は自分も他人も尊厳を大事にしながら生きていきたいと願っていると思います。悲しい心中事件から長い年月を経た今、私たちはもう一度、歴史から学んでいくべきではないでしょうか。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

13
2020-05

国際看護師の日

投稿時間 : 08時39分21秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

本日は、かのナイチンゲールの誕生日であることから、「国際看護師の日」と制定されています。今年のテーマは


主導する声 健康に向け世界を看護する
です。


昔、わが国で「らい予防法」が存在していたころ、療養所に勤務している医師を含めて職員に関して、一般社会から差別や嫌がらせがあった記録は多いといわれています。河野和子氏らの著書「らい看護から」には、かつて、らい療養所に就職した看護師が家族から絶縁されたり、身内の結婚話がこわされたり、アパートの入居を断わられたりしていることが書かれています。21世紀の今なお、新型コロナ感染症治療に従事する看護職ほかのスタッフへの同じような心ない非難が起こされていることは、大変につらいことです。意に反して感染してしまった場合のバッシングにも心を痛めています。

そのような中で使命を感じ仕事されているナーシングスタッフの皆さまに心から感謝と敬意を表します。私たちも医療職の仲間として、自分たちのやれることをやって日々働いていく所存です。




最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

08
2020-05

ほのちゃん成長記5/8

投稿時間 : 07時47分35秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

こぶみかんの新芽のほのちゃんは、ゴールデンウィーク中も休まずに、すくすくほのぼのと成長しています。連休前に新たな芽ばえがありましたが、休みをあけてみると、すっかり大きくなっていました。



ゴールデンウィークが明けて、政府は非常事態宣言をさらに延長することを決定しました。まだしばらくは当院でも感染拡大防止のための取り組みを継続していく所存です。

私どもの病院では、スタッフは業務中にマスクを着用しています。また、患者様にも可能な場合にはマスク着用をお願いしています。

マスクがウィルス感染を予防するかどうかについては、インフルエンザ発症者がマスクを着用することで家庭内感染を防ぐことが可能であるか検討したフランスでの調査があります。インフルエンザ診断テスト陽性となった患者さんのいるご家族を対象として、マスク着用あり・なしの2群に分けてマスク着用群では発症者が他のご家族と同じ部屋や限られた空間(車の中など)にいる場合にマスクを着用することを5日間実施したものです。
その結果、調査期間中に家族がインフルエンザ様症状を示した割合は、マスク着用群は16.2%、コントロール群は15.8%で有意差はなく、マスク着用による感染予防効果は認められなかったとこの論文では結論づけられており、病気にかかっていない人にはマスクは意味がないという意見の論拠となってきました。
Canini L, Andreoletti L, Ferrari P, et al.:Surgical mask to prevent influenza transmission in households:a cluster randomized trial.


近頃ランセットに掲載されたレヴューでは、サージカルマスクによる健常者の感染予防効果についての各国の対応はまちまちであるものの、総じてフェイスマスクは、呼吸器感染症の患者をケアする際の飛沫予防する効果はあると考えられていますが、一般社会での使用における効果は懐疑的とされています。このレヴューによれば、一般の場面では健常である方についてマスク着用のみでの感染予防効果を調査した報告は少なく、マスク着用による予防効果は明確ではないとされています。そして感染予防の観点から、マスク着用で安心してしまって、手指衛生にマスク着用などを追加することなどの複合的な感染予防がおこなわれなくなることに危惧が表明されています。
Feng S,Shen C,Xia N,et.al.:Rational use of face masks in the COVID-19 pandemic.The LANCET Volume 8, ISSUE 5, P434-436, May 01, 2020
ランセットの論文はこちらhttps://www.thelancet.com/journals/lanres/article/PIIS2213-2600(20)30134-X/fulltext#coronavirus-linkback-header

以前のアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の「パンデミックインフルエンザ予防のための地域社会伝播軽減ガイドライン」におけるマスクの位置づけは、咳やくしゃみによる大飛沫粒子をブロックすることにより、有症状者から健常者へインフルエンザウイルスの伝播を防ぐための物理的バリアであるとしており、有症状者のマスク着用については、パンデミック時において人が密集している公共施設を避けられない場合に、感染源の抑制措置として推奨する可能性があるとしているものの、ハイリスクではない健常者の日常的なマスク着用については、家または公共施設でのマスク着用を推奨していませんでした。
ただし家庭内でインフルエンザ症状を示す子供のケアなどをする人が患者との接触時にも感染防止の目的でマスクの着用をしてもよいとしていました。一方で、マスク着用は汚染した環境に接触した手で自分の鼻を触るなど、自分自身への接種を減らすかもしれないと述べており、同時に個人で行う対策として、手指衛生、咳エチケットの実施、インフルエンザ症状のある場合などの自主的な自宅待機などが推奨されていました。
ところが、今年の4月3日になり、CDCは新型コロナウイルスの拡散を防ぐ一環として、「医療用ではない布マスク」を市民が着用することを推奨しました。これまでの症状が出ている人だけにマスクの着用を勧めていた方針を変更し、強制ではないものの、体調が悪くない人にもマスクの着用を推奨するようになったということです。


つい最近、nature誌に、コロナウィルスについて、直接的にマスクのウィルス拡散予防効果を測定した論文が掲載されました。

Brief Communication
Published: 03 April 2020
Leung NHL, Chu DKW, Shiu EYC,et.al.:Respiratory virus shedding in exhaled breath and efficacy of face masks.

呼気中の呼吸器ウイルス排出とフェイスマスクの有効性

急性呼吸器疾患の子供と大人の呼気中の季節性ヒトコロナウイルス、インフルエンザウイルス、ライノウイルスを特定し、それぞれウィルス量をサージカルマスクをつけた場合とそうでない場合に振り分けて定量化し、マスク着用の効果について検査した。データとしては、フェイスマスクなしで収集されたサンプルの3/10(30%)と4/10(40%)で呼吸器飛沫とエアロゾルでコロナウイルスをそれぞれ検出したが、マスク着用では呼気飛沫でもエアロゾルでウイルスを検出しなかった。エアロゾルでは統計的に有意(P=0.02)であり、呼吸飛沫では減少傾向を示した(P=0.07)。
インフルエンザウイルスについては、マスク着用で呼気飛沫中のウイルスの検出は27分の1(4%)に有意に減少したが、エアロゾルの検出は有意ではなかった。より直径の小さなライノウイルスの場合は、呼吸器液滴とエアロゾルの両方で、マスクの有無によりウイルスの検出に有意差はなかった。

筆者らの結論:
・エアロゾル感染がコロナウイルス、インフルエンザウイルス、ライノウイルスの潜在的
 な感染様式であることを示している。
・サージカルマスクが呼吸飛沫やエアロゾルでコロナウイルスを減らすために有効性
 がある
・このことはCOVID-19の制御にとって重要な意味を持ち、感染者がサージカルマスク
 を使用して、前方への感染を減らすことができることを示唆している
個人の感染性にはかなりの不均一性がある
・30分間の呼気採取中にまったく咳をしなかった少数の参加者でウイルスRNAを特定
 した。これは、明らかな兆候や症状のない個人からの飛沫およびエアロゾルの感染
 経路が可能であることを示唆している。
nature誌の論文はこちら→https://www.nature.com/articles/s41591-020-0843-2

これまでの日常的な感染予防効果の報告を総合すると、マスクは着用は手指衛生等の対策を組み合わせた複合的対策による有効性は報告されていますが、日常的なマスク着用のみで過信せず、感染対策の基本となる手指衛生等を併せて行うことが重要と思われます。
WHOは呼吸器症状がある場合、または症状のある人のケアをしている場合は、励行に加えて標準予防策に加えて、必要な場合にはフェイスマスクを着用することを推奨しています。以上を踏まえ、さらにnature誌の報告も踏まえて、当院は医療機関であるので、院内感染防止の意味合いと、無症候感染者のスタッフが万が一いた場合に感染拡大を防止する意味合いをもってマスクを着用しています。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

02
2020-05

【Web版】ご家族のつどいのお知らせ

投稿時間 : 10時34分41秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

住吉偕成会では、毎月1回、精神疾患をお持ちの方のご家族同士の学びと語りあい
の場として「ご家族のつどい」を開催しており、LEAP:L(Listen)-E(Emphathize)-
A(agree)-P(partner)傾聴・共感・同意・パートナー・アプローチについて学び、語り合って
います。

この方法は統合失調症の方のご家族でもあるアメリカの心理学者X.アマダー先生に
よる、ご家族の視点を取り入れた実践的な方法です。新型コロナウィルスに関する感染
拡大~緊急事態宣言で3月4月と「ご家族のつどい」お休みしましたが、ご家族の皆さま
で話し合いをした結果、5月はWeb形式で開催のはこびとなりました。皆様どうぞご参加
ください。



日時:令和2年5月9日(土)
    13:00 開始/14:30 終了 予定です
方法:Googleハングアウトを用いて各ご自宅でご参加いただきます
内容:LEAPの“A”・・・同意すること(1)
    参加はご自宅で、ネットにつながる環境をお持ちの方に限ります。
    また、事前の登録・設定が必要になります。操作方法などは
    「サポートハウスとびら」にご相談ください。

※詳しくはこちらをご覧ください→https://supportobira.blogspot.com/2020/04/web.html




最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。