公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

19
2019-09

よんもくWRAP@9月のお知らせ

投稿時間 : 07時55分31秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

今月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。

第41回のテーマは「希望」です。
日時:令和元年8月22日(木)18時20分~20時00分
場所:住吉病院ケアセンター2階
    ※今回から準備の都合上、開場を17時45分にします。お時間に
      ご注意の上でお越しください。
参加費:200円+よければ募金もお願いします。
*お菓子の持ち寄り大歓迎です。

※詳しくは山梨の精神保健福祉を考える会のブログをご覧ください→https://yarimashoukai.blogspot.com/2019/09/wrap9.html




最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

12
2019-09

げつよう会のお知らせ

投稿時間 : 05時27分50秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし


住吉病院では、集団認知行動療法の「げつよう会」の新しいシーズンを開始します。

内容は*全9回*で、以下の日程です。

①10/7 :グループの説明や自己紹介など
②10/21  ③10/28  ④11/11  ⑤11/25 
⑥12/2   ⑦12/9   ⑧12/16   ⑨12/23


対象の方:基本的にはすべての回に参加ができる、外来で受診をされている方
日  時: 上記全9回の日程の 10:00~11:30を予定
場  所: 旧アルコールセンター会議室 (初回は外来待合でお待ち下さい)
参加費用:保険適用 ※詳細は心理スタッフにお問い合わせください。
人数:~10名程度
お申し込み方法:主治医にお申し出下さい
担当: 関谷・沼(心理室)
お問い合わせはこちらから→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

11
2019-09

あおぞら会@9月のお知らせ

投稿時間 : 08時15分37秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

公益財団法人住吉偕成会住吉病院では、本年1月よりご家族の皆さま向けに「あおぞら会(家族心理教育)」を開始いたしました。これまでデイケアを中心に開催されていた「ご家族のつどい」は実践的なご家族のかかわり方に重点を置いてご家族の皆さまの相互のお力を借りて開いてまいりましたが、「あおぞら会」の試みは大切な方が精神疾患の診断を受けられたけれど、どうしてよいのかわからない方、もっとよく病のことを知りたいと思っていらっしゃる方、どんな支援が受けられるのか情報を求めておられる方々により直接的な情報提供をお届けしたい、と始めたものです。

あおぞら会は1クール3回シリーズで行われます。今月は第3シーズンの第3回目・通算では第9回目ということになります。ご家族の皆さまにおかれましてはどうぞお気軽に足をお運びになっていただきたく、スタッフより心を込めてご案内する次第です。

あおぞら会第3シーズン第3回(通算第9回)
日時:令和元年9月14日(土) 10時~11時45分
内容:「社会資源の利用の仕方」の情報提供+グループワーク
    今回は、精神疾患をお持ちの方の治療とリハビリテーションのために
    利用することのできるさまざまな制度や施設などについて精神保健
    福祉士より情報を提供します。
場所:住吉病院新館1階 作業療法室
※15分前から受け付けを行います

みなさまとお目にかかれますことをスタッフ一同、楽しみにしております。詳しくは第2病棟のあおぞら会担当看護師までご連絡ください。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

09
2019-09

ご家族のつどい@9月のお知らせ

投稿時間 : 23時26分45秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎月1回開催されているご家族のつどいですが、9月の開催をお知らせいたします。新たな元号にもなり、新たな気持ちで皆さまと5クール目を学んできましたが、いよいよ終わりに近づき、今回は補講としてLEAPの振り返りと、「強制治療を乗り越える」を学びあいます。毎回新たな気づきを感じることのできるこのつどい、どうぞお気軽にご参加ください。


お申し込み:5月からご家族のつどいの管轄はケアセンターから、法人内の新たな部署「サポートハウスとびら」にうつりました。お申込みは法人代表電話番号を通じてお電話を頂くか、メールにてお申し込みください。当日のご参加も歓迎しています。最近、インターネット情報や口コミなどでこの会をお知りになり、当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方もいらっしゃるようになりましたが、もちろんご参加はOKです!

※ 当院ご利用者様以外のご家族の方は、事前にご一報いただけますと幸いです。
   お問い合わせはこちらからお願いいたします
   →tobira〇sumiyoshi-kaisei.jp (〇の部分を@に変換してメールをしてください)

※ ご家族のつどい開催にあたり、ボランティアをしていただけるご家族の方も大募集
   しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、当日午前10時より精神疾患についての情報提供を兼ねた家族教室「あおぞら会」も開催いたします。よろしかったらこちらもどうぞご利用ください。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

08
2019-09

鉄鎖解放

投稿時間 : 15時13分02秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

かねてより精神科病院の廃止運動の父としてイタリアのフランコ・バザーリア、精神科患者の自宅監置をやめさせようとした人物として呉秀三の名が挙げられていますが、精神医学の教科書で必ず習うのは1790年の代にフランスのビセートル病院・サルペトリエール病院において、文字通り鉄の鎖につながれていた患者を解放した「鉄鎖開放」のフィリップ・ピネルです。
ピネルは1767年、トゥルーズ大学で神学の学位を取得した後同大学医学部に再入学し、1773年に学位取得しました。その後骨格研究と外科施術を専門としていたのですが、1785年に親友が急性の精神系疾患になったのをきっかけに、心理学的精神病理学医へ転向しました。1792年、当時パリ周辺の精神疾患患者や囚人を一堂に収監していたビセートル病院に職を求め、翌年には閉鎖病棟からの精神疾患の患者の開放を実現しました。さらに次の年(1794年)、サルペトリエール病院に移って同病院の閉鎖病棟の改善と同病院のホスピスの開放病棟化等、当時では画期的な改革を行い1795年にパリ大学の病理学教授に就任しました。
中世において、精神医学はキリスト教社会の影響が大きく、精神疾患を持つ人は「悪魔つき」と考えられ、恐れられ、中傷され、鎖につないで拘束されていたのです。しかしピネルは、神学を学びながらも啓蒙思想や百科全書派の影響を受け、人道主義者であり科学者でもあり、心の病を内科の病気と同じく安全に自然の原因から生じたものだとして、患者を見下すのではなく、しかるべき尊厳を付与されるに値する人間として扱うようにすべきだとして、彼らを拘束していた鎖から解き放ちました。ピネルは心病む人々が持つそれぞれの希望、恐怖、人生で味わった苦難が病気とどう関係しているかを知り、「心的療法」(traitement moral)に代表される純粋に人道的な心理学的臨床を重んじる精神医療で治療をしようとしました。「薬の過剰投与」を廃し、人道的な精神療法によって薬物療法の過度依存を戒めました。そして患者の人権を重視し、人体実験ではなく臨床的で温かみのある医療を目指したのでした。


患者を解放するピネル(wikipediaより)

ピネルはこのように「精神病患者を鎖から解き放った」初めての医者として知られていますが、最近の研究では、このことはピネル自身の発案というより、ピセトール精神病院の看護人であるジャン=バティスト・ピュサンの影響が大きかったといわれています。ピュサンは実は最初から看護学を学んだ人間ではなく、実はピネルのもと患者であったというサイトもあります。彼非常に観察力がするどく、文章を書くことに秀でていたため、ピネルの記録係として他の患者の回診に伴われ、そして入院している人々の看護や処遇を任されるようになっていきました。このようにして今風にいう「当事者の視点に立った」記録からピネルは人道的医療実践をすすめながら、フランス精神医学の創始者としての見地を拓いていったものと思われます。

いま、「ピアサポーター」として支援のしごとをされている仲間の皆さん。「経験のある人の目線」からの支援は精神科医療福祉において、新しい潮流から与えられたものではありません。その立ち位置からのアプローチは権力格差の隙間を埋めるためにあるのでもありません。専門職の「正しいやり方」を補助するためのものでもありません。心を病む方々に手を差し伸べる、支援という実践の中で「人はみな人なのである」ことを忘れないために必要な視点の源に皆さんはいるのだと思います。そして、精神科臨床サービスを受けながら、支援職の立ち位置を持っている仲間の皆さん、迷わず患者さんの立場の方のためになること、自分が回復のためにしてもらいたかったことを口に出しましょう。そのことの正しさは歴史が証明していると私は思います。

そして、治療を受けた/受けてない、を乗り越えて良い行いはできるはずです。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

06
2019-09

法人教育委員会「行動制限研修」にて

投稿時間 : 07時57分07秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

さる8月29日、法人教育委員会では、行動制限研修として拘束帯使用の実際と隔離体験の発表の機会をもちました。
拘束については、スタッフが実際に拘束帯を持ちいて拘束される体験をするとともに、サポートハウスとびらからもスタッフが参加し、実際に自分自身が行動制限を受けた体験について話をしたということでした。(イラストはhttps://www.kango-roo.com/ki/image_440/よりダウンロードして転載したものです)



当日の参加者へのアンケートから、感想の一部をご紹介します。

・行動制限最小に向けて、意識を高めていき、取り組んでいきたい。
・実際に拘束されたこと、かゆくてもかけない、服も治せない、無力感を強く感じました。
 何か気持ち悪いkとがあってもどうすることもできず、場合によっては話も聞いてもらえ
 ないかもしれない状況はとても苦痛でした。
・拘束体験の研修は今後も増やしてほしいです。
・実際に保護室に入ったらどんな感覚か、今まで考えたことがなかったので実体験を
 聞いて、日々の患者さんの訴えはそれぞれ理由があったのだと思うと、声掛け対応に
 もっと気を配らなければならないと実感した。
・患者さんの思いを今一度知れるような機会があるとよい。
・患者様の自由を制限することについては、定期的に勉強したい。
・病棟の保護室の環境はぜひ改善してほしい。
・少しでも患者さんの気持ちが理解できるように・・・
・実際に体験された方の思いが伝わってきた。スタッフの対応・かかわりが常に必要
 されていること。
実際に体験しないとわからない視点が聞けて良かった
・自分自身が隔離されたことがありますが、する側がされる側の勉強をされていること
 に感動しました。
・いつまで続くかわからない状態での隔離拘束は、本当に何といったらいいのか、表現
 のしようのない感覚、やりきれない気持ちで過ごすということになる、と感じました。
・一度はスタッフもみんな普段の病棟での生活や隔離拘束を体験する研修があると
 よいのでは、と思いました。
・鍵がかかった密室空間、モニターで見られていることの気持ちがよくわかった。
・人の自由を奪うという意味で、する側の気持ちもすり減りそうだ、と思いました。
・当たり前になると見過ごすものがあるので、定期的に今回のような研修に参加する
 ことが大切だと思いました。
・いろいろな体験談から、その先の看護を皆で追求する。
・体験談はリアルな声として、やはり心に残りました。
・何があっても拘束されたくないと思いました。
・体験談を聞き、拘束するほうが、拘束をされる体験をすることで、対応もよく変わる
 ように感じる。
・体験者の話は今後に役立てたいです。
・実際にスタッフが拘束を経験することは大切だと思いました。

法人では今後も行動制限最小化にむけて研修・活動を続けてまいる所存です。


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。