公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

27
2019-07

オープンダイローグ勉強会のお知らせ

投稿時間 : 17時29分06秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

遅くなって申し訳ありません。オープンダイローグ勉強会のお知らせです。


精神科医療において「オープンダイアローグ」への期待は少しずつ高まっています。
当学習会では、「オープンダイアローグ」を当たり前のスキルとして身につけ、誰もが、いつでも、どこでも活用できるよう、体験的学習を中心に、年間3回を計画しています。
第1回:2019年 8月3日(土)13時~16時、 第2回:2019年 11月30日(土)13時~16時、
第3回:2020年 1月から3月予定
 本年度は、ファシリテーターに高崎麻里さんをお迎えして「未来語りダイアローグ(Anticipacion Diaiogue)」について学びたいと考えています。
誰もが参加でき、精神保健医療福祉を大きく変える潜在力を秘めたスキルであり思想でもある「オープンダイアローグ」を私たちと一緒に体験しませんか?!


日 時: 2019年8月3日(土)13時00分~16時00分
場 所: 山梨県立大学 池田キャンパス101講義室
参加費:無料(別途資料代1000円程度)
主 催:山梨オープンダイアローグ学習会
共 催:公益財団法人住吉偕成会
山梨県立大学大学院看護学研究科精神看護学専門分野
※事前申し込み:不要


お問い合わせ:〒400-0851 甲府市住吉4丁目10-32 (公財)住吉病院
          TEL:055-235-1521   担当:CNS 佐野
なお、メールは山梨県の精神保健福祉を考える会アドレスにお願いします:
          yarimashoukai@gmail.com


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

20
2019-07

よんもくWRAP‘7月のお知らせ

投稿時間 : 23時29分33秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

今月のよんもくWRAPのお知らせです。WRAPとは元気回復行動プラン(WRAP=Wellness Recovery Action Plan)の略称で、アメリカ人のMary Ellen Copeland(メアリー・エレン・コープランド)さんが、精神的な困難を抱えている人たちとともに自身も苦しんでいた精神的な病いに対処して自らの主導権を失わずに元気を回復する方法を作ったことが原点です。

山梨で活動をしているWRAPファシリテーターの人々は毎月第4木曜日の夕方、弊病院ケアセンターで、WRAPのつどいを開催しています。
第39回のテーマは「クライシスを脱したときのプラン」です。ご興味をお持ちの皆さま、よろしかったらお越しください。

日時:令和元年7月25日(木)18時20分~20時00分

場所:住吉病院新館1階作業療法室
    ※ 今月は場所がケアセンターではありませんのでご注意ください
参加費:200円+災害カンパお願いします

※お菓子の持ち寄り大歓迎です

※詳しくは山梨の精神保健福祉を考える会のブログをご覧ください→https://yarimashoukai.blogspot.com/2019/07/wrap7.html



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

18
2019-07

なくそう!望まない受動喫煙

投稿時間 : 12時11分50秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

2019年7月1日は、「改正健康増進健康法」によって官公庁や、学校、病院などの施設で屋内・敷地内が全面的に禁煙となる事を定めた「法律」が施行されました。

http://blog.cabrain.net/CN010030/article/id/88716.html
にもありますとおり、公益財団法人住吉偕成会では、2015年4月1日より敷地内全面禁煙を開始しました。私たちはアルコール依存症治療における伝統を大切にしており、喫煙習慣からの脱却をはかる断煙について協力をしてまいりましたが、他人に喫煙を禁止する冷たい響きのする「禁煙」ではなく、ともにタバコの害の連鎖を断ち切ろうという決意をもとに「断煙」という活動を行ってまいりました。

このたびの法改正をうけて、断煙支援委員会でも断煙通信夏の号を発行いたしました。

「なくそう!望まない受動喫煙」について弊法人は引き続き取り組んでまいる所存です。
厚生労働省ホームページ→https://jyudokitsuen.mhlw.go.jp/


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

17
2019-07

TFT思考場療法

投稿時間 : 12時18分46秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

思考場療法(Thought Field Therapy、TFT)とは、アメリカの心理学者ロジャー・キャラハン氏が1970年代の終わりから発見し開発した、鍼のツボをシンプルにタッピングするという心理療法の一つです。私は阪神淡路大震災の後にトラウマを得た方の回復のためになにかできることはないか、と思って、友人であった今は故人の和歌山で開業されていた小児科医・高崎吉徳先生の主催されるワークショップで学ばせていただきました。あれから20年ほどが過ぎ、先日、山梨精神医学研究会で日本TFT協会代表の森川綾女先生にご講演をいただくことができました。

その治療機序は一般的な科学的なものとは感じられず、開発者のキャラハン氏が、既存の心理療法を批判したために、TFTは「まがいもの」としてアメリカの心理学の学会からは敵視されるようになりました。キャラハンやTFTの支持者たちは、TFTを支持するエビデンスは少しずつではあるが出始めていると主張しているそうですが、それらは査読されていない、ケース報告に基づくものであるとされています。

TFTのセルフケアは、自分で身体のツボをタッピングするわけなので、一度習えばお金はかからず、副作用もほとんどなく外来診療でも簡単に使える方法のように思われます。技法をごく簡単に説明すると、身体の経絡に対応するいくつかのツボを、疾患や症状等に応じて定式化された順序(ホロン)に従って、自分自身の指で5~10回ずつタッピングし、眼球をあちこちに動かしたり、ハミングしたりするという行動の処方があり、これをアルゴリズムと呼んでいますが、あやしいと思わせるのに十分です。これらの手順は本にも書いてありますし、一部は日本TFT協会のHPでも公開されています。

日本TFT協会http://www.jatft.org/


これらのアルゴリズムで効かない場合もあり、そこからは上級クラスの専門家にカウンセリングしてもらうのですが、上級クラスになると、TFT診断(TFTDx)からさらにはボイステクノロジー(VT)という奥儀に至るというさらにあやしそうな技法が登場しますが、残念ながら私はそれらは学んでいません。

私は、臨床で特定の疾患をTFTで治療するということはありませんが、薬が効かない、または使いたくないという方において頓用薬のように「辛い時に備える」ための代替治療という位置づけでお勧めしてみる場合があります。有効な方にはとてもいい印象を持っていただけるようです。また、減薬断薬を望んでおられる方々の場合にTFTDxでも述べられている、心身に影響を及ぼすような食生活(TFTではこういったものについてもご本人と一緒に考える癖がつきました。TFTではカフェインや白砂糖、コーンスターチなどがエネルギーに混乱を与えやすい物質(エネルギートキシン)であると言われているのですが、漢方的な考えからも、あながち間違っていないような気がしています。

講演会でトラウマ(複雑性PTSD)のアルゴリズムを行いながら、私は私にTFTを教えてくれた「赤いスポーツカー」の友人のことを思い出していました。彼はバイクに乗って交通事故に会い、車いす生活になっていたのですが、彼は赤い車いすに乗り、それを「スポーツカー」と称していたのでした。障がいを持っていることは人生の一部であるにすぎない、そのことで人の価値が下がることはないと私に強く刻んでくれた方でした。ユーモアを忘れず、素晴らしい行動力でTFTを日本に普及させ、VTの資格を取った最初の日本人でした。まだバリアフリーが普及していなかったころ、彼と一緒に参加した研修会の会場はエレベーターのない場所がありました。私たちは彼とは「お願いされた時にだけ手を貸す」という関係を大切にしていたので、階段を前にお願いされて友人とみんなで彼の車椅子を担いで降りたときに、彼が「ファラオじゃぁ~」と言って、みんなで笑ったことが思い出されました。彼にお願いされたから数人で担いだのでしたが、おかげで担いだ私たちが笑顔になれたのでしたっけ。

ずいぶん年月が経った講演会の会場で心がほっこりあたたまったのはアルゴリズムのせいだけじゃない。高崎さん、ありがとう。




最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

11
2019-07

世界ベンゾ注意喚起の日

投稿時間 : 08時42分34秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし


厚生労働省がベンゾジアゼピン系薬の使用に警鐘を鳴らして以来、少しずつ処方に対して考える人が増えているような気がしますが、ユーザー視点からこの問題を指摘し、毎年7月11日を「世界ベンゾ注意喚起の日」としてベンゾジアゼピン系薬の依存性について普及啓発などのソーシャルアクションを起こそうという呼びかけがあります。

世界ベンゾ注意喚起の日ホームページ→http://w-bad.org/japan/

「世界ベンゾ注意喚起の日」を呼びかけているのはニュージーランド出身で日本に移られてきたウェイン・ダグラス氏で、アシュトン・マニュアルの日本語翻訳者として知られている方でもあります。

ダグラス氏自身が日本で安易なベンゾジアゼピン系薬を処方されて依存に陥ったとして裁判を起こされましたが、最高裁まで持ち込んだものの、結果は残念なものでした。しかし、そこで終わらず。ダグラス氏はベンゾジアゼピン系薬物の危険性を世界に向けて発信しようと考えたのが、この「世界ベンゾ注意喚起の日」だそうです。もともとは、2015年、 Oldham TRANX (向精神薬の離脱サポートグループ)の前会長 Barry Haslam 氏の発案によるもので、ダグラス氏はそれを引き継ぐかたちで2016年からアクションを起こしています。なぜ7月11日をその日としたかといえば、7月11日はベンゾジアゼピン離脱に関する「アシュトン・マニュアル」を作ったイギリスのヘザー・アシュトン教授の誕生日だから、ということでした。

HP上にあるハンドアウトの一部をへたくそですが訳しました。

http://w-bad.org/wp-content/uploads/2017/05/Dos-and-Donts.pdf


家族・友人・支援の方たちへ:ベンゾ離脱中の人に支援するために

 あなたが、ベンゾジアゼピン(BZ)(および/または他の向精神薬)を中止したために離脱症候群を経験している人を支援している場合は、通常のアプローチでは効果がないことがわかります。離脱は奇妙な行動や一般的ではない身体的および心理的反応を引き起こす可能性があります。これはあなたを圧倒するかもしれません。そして、あなたはどう進むべきかわからなくなるかもしれません。
 あなたがすることができる最も重要なことはそこにいること、その人のためになにか利用できる状態でいること、そしてほとんど絶えず励ましを与えることです。
 穏やかでいてください。言葉で、あるいは言葉を使わずない方法で離脱している人を慰めます。温かいノンカフェインの飲み物をすすめたり、必要に応じて手を握ったり、やさしく触れて安心をしてもらってください。彼らの経験や感情を確認し、泣いたり、怒ったり、必要であれば黙っていても大丈夫であることを伝えます。
 私たちはあなたに判断を保留し、できるだけ辛抱強くいるように努めるようお願いします。問題のある離脱は、関係者全員をドラマに出てくるような竜巻、特徴のない行動、経済的困難、人間関係の摩擦などに巻き込む可能性があります。これらすべてが一時的な、離脱に起因するものであり、時とともに回復すると確信してください。
 離脱症状を持つ患者が訪ねてくるつもりがあるならば、あなたがどれくらいの時間を費やすことができるかを彼らに知らせることは良い考えです:
「私たちは1時間かそこらの間話すことができます、それから私はスーパーマーケットに行き、後で学校から子供を迎えに行く必要があります」。
 これは、あなたがその時間を提供することが可能であり、彼らがあなたにとって「負担」ではないことを知らせ、あなたの友人や親戚がリラックスする時間を与えるでしょう。 (これはしばしばBZ離脱患者が感じる懸念の問題です)それはまた、あなた自身の燃え尽きを避けるためにあなたがBZ患者からしばらく離れていることを可能にするでしょう。
 十分かつ適切な支援を与えることで、あなたは誰かの離脱体験に有益なプラスの効果をもたらしています。あなたの貢献は、彼らがどの程度この症状にうまく対処するかを決定する上で最も重要な要素の1つになる可能性があります。


弊病院は、今後とも適正な薬物療法を心がけてまいる所存です。






最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

10
2019-07

ご家族のつどい@7月のお知らせ

投稿時間 : 07時31分43秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎月1回開催されているご家族のつどいですが、67の開催をお知らせいたします。現在は、新たな元号にもなり、新たな気持ちで皆さまと5クール目を学んできております。回を重ねるたびに新たな気づきを感じることのできるこのつどい、どうぞお気軽にご参加ください。


今回は、ご家族同士のコミュニケーションをスムーズにするアプローチ法LEAPの各論から「Agree=同意すること」について、ご一緒に新たな学びに向けての話し合いをおこないたいと思います。

お申し込み:5月からご家族のつどいの管轄はケアセンターから、法人内の新たな部署「サポートハウスとびら」にうつりました。お申込みは法人代表電話番号を通じてお電話を頂くか、メールにてお申し込みください。当日のご参加も歓迎しています。最近、インターネット情報や口コミなどでこの会をお知りになり、当院ご利用者様以外のご家族のお立場の方もいらっしゃるようになりましたが、もちろんご参加はOKです!
※ 当院ご利用者様以外のご家族の方は、事前にご一報いただけますと幸いです。
   お問い合わせはこちらからお願いいたします
   →tobira〇sumiyoshi-kaisei.jp (〇の部分を@に変換してメールをしてください)

※ ご家族のつどい開催にあたり、ボランティアをしていただけるご家族の方も大募集
   しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

なお、当日10時より精神疾患についての情報提供を兼ねた家族教室「あおぞら会」も開催いたします。よろしかったらこちらもどうぞご利用ください。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

09
2019-07

あおぞら会@7月のお知らせ

投稿時間 : 00時20分15秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

公益財団法人住吉偕成会住吉病院では、本年1月よりご家族の皆さま向けに「あおぞら会(家族教室)」を開始いたしました。これまでの「ご家族のつどい」は実践的なご家族のかかわり方に重点を置いてご家族の皆さまの相互のお力を借りて開いてまいりましたが、今度の試みは大切な方が精神疾患の診断を受けられたけれど、どうしてよいのかわからない方、もっとよく病のことを知りたいと思っていらっしゃる方、どんな支援が受けられるのか情報を求めておられる方々により直接的な情報提供をお届けしたい、と始めたものです。

あおぞら会は1クール3回シリーズで行われます。今月は第3シーズンの第1回目・通算では第7回目ということになります。ご家族の皆さまにおかれましてはどうぞお気軽に足をお運びになっていただきたく、スタッフより心を込めてご案内する次第です。

あおぞら会第3シーズン第1回(通算第7回)
日時:令和元年7月13日(土) 10時~11時45分
内容:「精神疾患について」の講義+グループワーク
    今回は、精神疾患の代表的な病気である統合失調症について、
    現在の医療の基礎となる仮設や治療法などついて精神科医より
    情報を提供します。
場所:新館1階 作業療法室
※15分前から受け付けを行います


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

05
2019-07

とびらオープニングパーティまであと1日

投稿時間 : 21時54分19秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

弊法人の新部署「サポートハウスとびら」のオープニングパーティまで、いよいよあと1日となりました。

日時:令和元年7月6日(土)
    12時30分受付開始、13時開始、16時30分終了予定
場所:公益財団法人住吉偕成会 住吉病院 
    旧アルコールセンター2階会議室
内容:特別講演 NPO法人ポプラの会様
    記念講演 NPO法人こらーるたいとう様
    シンポジウム「ピアサポートを広げるために私たちは何をしたら
    よいのか」

サポートハウスとびらのブログはこちらから→https://supportobira.blogspot.com/

会場となるのは旧アルコールセンターの2階です。入口には表示が張り出されていました。

本日は、たくさんの法人スタッフの方のお手伝いがあって、きれいに椅子も並べられ、明日掲げる看板などもすでにスタンバイ間近になっているそうです。横断幕?も手書き!さらには自作のくすだままで用意されているそうです。

サポートハウスとびらでは一昨年から法人として参加させていただいている無農薬米の他に、今年からあらたに無農薬野菜の栽培をてがけはじめたそうですが、今日ピーマンを大量に収穫したとのことで、明日は鮮度を保ったまま激安価格で販売されると聞きました。この収益によって、少しでも法人からの支援を減らして、ゆくゆくはサポートハウスとびらとして自立してくという意気込みを持っているそうです。

同じ法人の仲間として明日からのサポートハウスとびらの活動をとても楽しみに感じています。明日のオープニングパーティが多くの皆さまにお越しいただき、盛会されるように祈っています。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

04
2019-07

とびらオープニングパーティまであと2日

投稿時間 : 07時42分27秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

弊法人の新部署「サポートハウスとびら」のオープニングパーティまであと2日となりました。

日時:令和元年7月6日(土)
    12時30分受付開始、13時開始、16時30分終了予定
場所:公益財団法人住吉偕成会 住吉病院 
    旧アルコールセンター2階会議室
内容:特別講演 NPO法人ポプラの会様
    記念講演 NPO法人こらーるたいとう様
    シンポジウム「ピアサポートを広げるために私たちは何をしたら
    よいのか」

サポートハウスとびらのブログはこちらから→https://supportobira.blogspot.com/


今日はサポートハウスとびらの担当する弊法人ご利用者の皆さまの権利擁護についてお伝えします。

公益財団法人住吉偕成会では、各施設及び各部署等にご意見箱を設置しております。これまで、ご意見箱の回収及び開封、そしてお寄せいただいたご意見の検討及び法人への改善要望等は、法人内の苦情等改善委員会にて行ってまいりましたが、令和元年7月より、今年度から設立された新部署「サポートハウスとびら」が本業務を引き継ぐこととなりました。具体的な変更点等は下記に記載しておりますので、ご参照ください。

・意見箱の回収をサポートハウスとびらが2週間に1度行います。
・ご意見は、ご意見用紙にお書き込みの上意見箱に入れていただくか、サポートハ
 ウスとびら事務所への電話及びメールにて承っております。
・ご意見用紙の改訂を行います。
・いただいたご意見は、サポートハウスとびら運営会議において、憲法の専門家の
 先生を交えて検討を行い、毎月法人に改善要望書を提出いたします。
・ご意見をいただいた方からは、ご希望によりプライバシーに配慮した上で個別に
 お話をうかがいます。
・設備面に関するご意見をいただいた場合は、随時状況を確認いたします。
・ご意見用紙にご記名いただいた方でも、法人への報告は匿名で行うことができます。
・ご記名いただいた方には、結果をお知らせします。ご記名いただけなかった方には、
 お問い合わせいただいた場合のみ、結果をお知らせすることとします。
・お寄せいただいた方の個人情報については個人情報保護法を順守します。

大きな変更は「ご意見を書かれた書面は病院/施設のスタッフが直接目にしない」ということであり、「名前を書いてもとびらのスタッフ以外に知られないようにすることもできる」こと、そして「法律の専門家の学識経験のある方が検討に参加してくださるようになった」ことです。当法人のサービスを利用したスタッフが考えてこのシステムを採用することになったそうです。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

03
2019-07

とびらオープニングパーティまであと3日

投稿時間 : 12時28分04秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

弊法人の新部署「サポートハウスとびら」のオープニングパーティまであと3日となりました。

日時:令和元年7月6日(土)
    12時30分受付開始、13時開始、16時30分終了予定
場所:公益財団法人住吉偕成会 住吉病院 
    旧アルコールセンター2階会議室
内容:特別講演 NPO法人ポプラの会様
    記念講演 NPO法人こらーるたいとう様
    シンポジウム「ピアサポートを広げるために私たちは何をしたら
    よいのか」

サポートハウスとびらのブログはこちらから→https://supportobira.blogspot.com/

「サポートハウスとびら」と病院の関係

 ピアサポートハウスとびらは、法人の中では「住吉病院」にも「リカバリーセンター」にも属していません。つまり医療でも福祉でもない部署であり、広報や企画・権利擁護など、これまでの法人では十分に機能していなかった活動を担当していきます。大切にしているのはピアサポートの考え方で、肩書や上下関係をできるだけはずしたいという考えから、従来の医療や福祉の構造のない組織になりました。コアスタッフは専従も兼任も全員がメンタルヘルスサービスの利用経験者となっています。とびらには専門職の上司はおらず、理事長の直接の部署です。病院長との組織上の関係はなく、私と事務長はサポーターとして見守る立場です。

 どうしてそのような組織になったかを「リカバリー期成会第2期」委員長としてご説明します。その理由としては、アメリカで精神的困難の経験を持つ人たちによるピアサポートがメディケイドの給付の対象となりつつあり、わが国でも「ピアサポーター」が病院や施設で雇用されるようになるなどの社会の動きがあります。そして本来は医療や福祉の枠組みの外側にあるべきピアサポートが、治療や福祉の枠組みに入ると、そこにはサービス提供者と利用者、あるいはまた雇用主と労働者という上下関係が生じやすくなるのではないかという危惧を回避したいとの考えによるものです。

 リカバリー志向を広げようとする人たちの中には、「ピアの人」が専門職化されることを求めて活動している方もおられ、その考え方を私は否定しません。ただ、私の大好きなWRAPについての経験をお伝えすれば、私はWRAPのことを「価値と倫理」によって一人一人が自分のことを自分で決め、それが尊重されることを大切な文化としてとらえていて、それは生き方の一部であって治療そのものではないと考えています。私たちはいっとき医療の場面であるデイケアでWRAPグループを開いた時期がありました。アメリカでもWRAPはメディケイドの給付の対象、つまり「治療プラン」のなかに位置づけられる場合もあるそうですが、私たちはピアサポートの場であるWRAPを病院のプログラムとして行う事について、「何か違う」と話し合い、現在はよんもくWRAPとして独自の活動を行っています。同じようにピアサポートを大切にしている「サポートハウスとびら」は病院の組織でないことが重要と考えていますし、リカバリーにおいて大切なアドヴォカシーについては、病院や施設の外側から、法律の視点も取り入れて活動する必要性があると感じています。

 もう一つ。アメリカにおいても認定ピア・スペシャリスト(Certified Peer Specialist:CPS)のトレーニングが拡がりはじめ、日本でもピアサポート専門員の研修が行われはじめました。私の仲間も何名かは参加しましたがピアサポートが専門職の誰かの指導のもとで行われることの違和感がありました。

 IPS援助付き雇用の実証研究の一つでは「ピア・プロバイダー」(プロバイダー=サービス提供者)を「精神障害から機能的に回復しており、自分自身が精神保健サービスを受けており、精神保健プログラムによって雇用されて、専門職の職員の傍らで働いている人たち」と定義して「ケース・マネージャー補助業務」と「入院しているコンシューマーを外来サービスにつなぐ、地域での補助業務」を担当するということにしています。このピア・プロバイダーが組織にいる方が組織としての成果は良いという結論をこの研究は導きましたが、精神的困難の経験を理由に「補助的な仕事」に特化したこのような雇用体制について私たちは疑問を感じています。私たちの法人の就業生活支援センタ―では「ピアの人」としての雇用はしていません。

 誰かの行う仕事が「ピアサポート」になるということは、その人のもつ特性や立場に基づくのではなく、人と人との関係性によって規定されると私は思います。一人で座っているだけで定義されたりするものではないと考えます。

 サポートハウスとびらでは「ピアの人」という立場のスタッフはいません。たしかにとびらには「ピアサポート専門員」の研修を受けたスタッフはいますが、その研修を受けていないとびらのスタッフも、研修は受けたけけれどもとびらのスタッフではない人も法人にはいます。そもそも法人では「ピアスタッフ」という職務内容で規定された雇用関係にある人はいません。カルテを書くことや一定の治療プログラムの援助をすることや向精神薬の服用を勧めることは、パワー格差や、本当の自己決定を阻害している可能性があり、それらは私たちが「ピアサポート」と呼んでいる関係性と相容れないように思います。

 「ピア」という存在は、支援側の作った小さな枠組みに適合して、支援側の物の見方で活動することのできる人たちだけによって成り立っているという考えであれば、その結果はこれまでの考え方の枠をこえることはできないでしょう。

 それぞれの立場の人が、そのやりたいことをやるための知恵を出し合うために、お互いがサポートしあう、そして人は「誰でも適切な機会さえあれば、自分の課題を自分で解決することができる」というピアカウンセリングの精神にのっとって活動して行くことをサポートハウスとびらには期待しています。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。