公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

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2018-01

第2期リカバリー期成会

投稿時間 : 22時47分31秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

今から10年前、つまり私が着任して半年くらいたってから、長年利用者の配置や評価に関して十分なデータのないままに法人運営を続けてきたことに気がついた弊法人では、2008年に法人をあがて利用者様の実態調査とニーズ調査を行って、サービス提供の方向性をはっきりさせました。

そのデータをもとにして治療やリハビリテーションのあり方、法人の進むべき方針を考えるように松野理事長より諮問を受け、若手の有志スタッフの協力を得て10年後の法人のあり方を検討するために「リカバリー期成会」という検討委員会が設置されました。

この委員会では診療部・看護部・活動療法部・事務部・リカバリーセンターのすべての部署から公募の上で選ばれた、30代を中心とした中堅のスタッフ10名が活発な議論を重ねました。その結果として、次のような方向性が答申されました。

・それまでのアルコール依存症と統合失調症を中心とした医療福祉サービスから
 気分障害を含むより幅広い疾病にサービスを提供すること

・職域を超えた訪問支援部署の設置

・個別就労支援の充実

・身体疾患への早期対応

・ご本人とご家族への心理教育の充実

・スタッフ教育への支援強化/勉強会の定期的開催

・職域を超えて連携し退院促進と病床削減を行う

・QOLを高めるためのリハビリテーション

・地域との交流

・法人内での障がい者雇用拡大

・障がい者とスタッフが一体となった地域活動のための仕組みを作る

・送迎サービス

・法人が存続していくためには利用者のリカバリーを目指し社会に貢献して行くこと
 が求められる

・情報の発信を積極的に行っていく

これらの答申から始まった10年も残すところあと2年をきりました。この間、新たな部署の設置や定期的な家族のつどいや勉強会、クリカルパスの導入、薬剤師との協働による精神科薬物療法の改善によるQOLの改善、法人内断煙化、就業生活支援センター・デイケア・外来どこにでもある就労支援、ピアサポーター活用、新たな急性期病棟を建設すると同時に病床削減することなど、前進した部分もありますが、地域との交流や情報発信など、まだ着手したばかりのこともあります。
新しい病棟を開設する今年、そろそろ10年前の目標の達成状況を評価し、さらなる10年に向けて新たな目標・方向性を創ることが必要に感じてきました。

そのようなわけで、松野理事長より「第2期リカバリー期成会」の設置が指示されました。各部署から公募で委員を募集し始めています。また仲間のスタッフと語り合いながら、これからの自分たちの道を自分たちで進み始めるための基礎を作りたいと考えています。

多くの伸びしろの多いスタッフと、語り合って、さらに前進していくきっかけをつかみたいと思っています。

最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。