公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院

甲府市の『公益財団法人 住吉偕成会 住吉病院 』の”エンパワメント”ブログ

09
2020-04


Covid-19流行中においての精神保健と心理社会的に考慮すべきことがらについて、WHOが提言を発表しています。いつもの超怪意訳ですが、ご紹介してみます。


※正確な情報は原資料をご参照ください。

Covid-19流行期間中のメンタルヘルスおよび心理社会的に考慮すべきことがら
WHO 2020.3.18


一般の人々へのメッセージ

1. COVID-19は、多くの国の多くの地理的場所に住む人々にり患することになりそう
 です。COVID-19を持つ人について言及するときは、病気を特定の民族や国籍に
 関連付けないでください。、どこの国から来た人であれ、どの国にいる人々であれ、
 り患しているすべての人に共感的でいてください。COVID-19にり患している人々は
 何か悪いことをした人ではなく、私たちのサポート、思いやりと親切に値する人たち
 なのです。

2.病気を持つ人を「COVID-19ケース」、「犠牲者」、「COVID-19家族」、「感染者」と呼
 ばないでください。その人々は「COVID-19を持っている人」、「COVID-19の治療を
 受けている人」であり、「COVID-19から回復している人」であり、そしてCOVID-19
 から回復した後も、その人々の人生は、仕事や家族、愛する人と一緒に続くのです。
 スティグマを減らすためには、COVID-19について貼られたアインデンティティを個人
 から切り分けることが重要です。

3. あなたを不安にしたり悩ませるようなCOVID-19に関するニュースを視聴したり読む
 ことを最低限に減らす:信頼できる情報源からのみの情報であって、主に計画を準備
 し、自分や愛する人を保護するための実用的な手順を実行できるようにするための
 ものを探してください。1日または2回の特定の時間に新たな情報を求めます。
 アウトブレイクに関する突然で、ほぼ絶え間ないニュースレポートはどんな人をも
 心配させる可能性があります。事実を入手してください;噂や誤報ではなく。
 WHOのWebサイトおよび地方自治体の発表から定期的に情報を収集し、事実と噂を
 区別できるようにします。事実は恐怖を最小限に抑えるのに役立ちます。


4.自分を守り、他の人にサポーティヴでいてください。 必要なときに他の人を助ける
 ことは、サポートを受ける人とヘルパーの両方に利益をもたらすことができます。
 たとえば、近所の人やコミュニティの中で特別な支援が必要になる可能性のある人
 を電話で確認してください。コミュニティーが1つになり協力することで、COVID-19へ
 の取り組みにおいて連帯を築くことができます。

5. COVID-19を経験した地元の人々のポジティブで希望に満ちたストーリーとポジティ
 ブなイメージを話すする機会を見つける。たとえば、回復した人や愛する人を支援
 した人でかつその経験を共有することをいとわない人のストーリーです。

6.地域社会でCOVID-19に罹患している人々を支援する介護者と医療従事者を称え
 てください。
命を救い、愛する人の安全を守ることにおいて彼らが役割を果たして
 いることに感謝しましょう。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

08
2020-04

こぶみかん復活記2

投稿時間 : 07時41分20秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

とうとう昨日は「緊急事態宣言」が東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県・福岡県に発令されました。海外のように軍や治安組織を背景にした強権的な自宅隔離ではなく、一人一人の自粛によって感染症に打ち勝とうとする試みです。
そんな昨日今日で、復活こぶみかんの新芽はまたすくすくと伸びてくれました。



息苦しい日々の中でみるとほのぼのするこの新芽に名前を考えましたが、時節柄「こぶちゃん」はちょっと、と思い
「ほのちゃん」
と名前をつけました。

また時々、ほのちゃんの成長するさまをお届けしたいと思っています。テーマは「ほのちゃん成長記」にする予定です。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

06
2020-04

こぶみかん復活記

投稿時間 : 12時20分07秒

カテゴリー : 日記

ジャンル : 指定なし

グリーンカレーやラープ、いろんなタイ料理に使われているコブミカン 。 タイ語では「マックルー」(มะกรูด má ˈkrùut)といい、その葉は「バイマックルー」と呼ばれています。その名の通り実はコブだらけですがミカン科ミカン属の柑橘です。バイマックルーは東南アジア料理には欠かさないハーブとして利用され、煮込んでも固い状態を保つために、煮込み料理に用いられます。

法人スタッフの中でレモングラスやパクチーを育てたりしているので、昨年いきつけのタイ料理屋さんでマックルーの苗を分けてもらう機会があり、生育にチャレンジしました。最初は医局の外階段のところに鉢植えを置いて、順調に育っているかに見えましたが、秋になって徐々に気温が下がるにつれて元気がなくなり、葉も落ちて枯れてしまったように見えました。あわてて室内に入れましたが、どうにも復活は難しそうでした。

ところが、年が明けて春になり、新年度を迎えながらも新型コロナウィルス対策で頭がいっぱいになっている時に、役員会議室にある鉢植えをのぞいてびっくり。

新芽が出ている!!



一度はあきらめていたマックルーの新芽が出て、ちょっとずつですが成長しているようです。ストレスのかかる日々を過ごしている私にとって、新しい日々の癒しと楽しみができました。




ちなみに、ネットで調べたマックルーの育て方のコツをいくつかご紹介します。

1. 水やりしすぎない
これまではほぼ毎日水やりをしていたのですが、なんと週1〜2回で十分らしいです。

2. 摘芯する
園芸についてはよくわかりませんが、先の部分を切るとそこから複数の枝が生えてきて増えるのだそうです。

3. 肥料は卵(タイ式)
これはフェイクかと思いきや、どうも本当らしいです。一般的に考える「殻だけ」ではなくて全卵を溶いて水で薄めて土にあげるんだそう。これは臭くなるので注意だそうで、匂いが気になる人は化学調味料(味の素)を使うそうです。

せっかく回復したマックルーの苗。また時々、成長ぶりをお知らせできるとうれしいです。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

05
2020-04

院長あいさつ

投稿時間 : 10時08分12秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

 私には松野理事長のような格調高いメッセージを送る能力はありませんが、住吉病院長として、入職式・辞令交付式にあたり、対象となる方々にあてたあいさつ文をご披露させていただくことといたします。

院長あいさつ  令和2年4月1日

 本日、新たに住吉偕成会の一員となった皆さま、ご昇任されて新たな任務にたずさわることになった皆さま、誠におめでとうございます。
 皆様もご存じのとおり、我が国における新型コロナウィルスの感染拡大はなお勢いを減じたといえる状況になく、私どもが皆さまと直接顔を合わせて理事長先生より入職をご確認され、また、辞令をお渡しいただく式が中止となりました。本当に残念なことと感じております。

 ご昇任された皆さまにおかれましては、これまでのご経験と研鑽からの学びを基に、当法人が大切にしている「すべての人のリカバリー/回復」の推進について、さらなるご支援、ご助力をお願いしますとともにさらなるご活躍を期待しております。

 本日、新たに私どもの仲間となられた入職者の皆さまには、「HEART・fullメッセージ2008」をよくご理解いただいて、お一人お一人がご自分らしくお力を存分に発揮して、法人と社会に貢献していただきたく、お願いするとともに期待しております。


 現在、社会は新型ウィルス禍で日ごとに不安が増大しています。突然の感染で、大切な人をなくし、住み慣れた環境から途絶され、自分のよりどころとしてきたものを手放して「感染者」として扱われ、治癒の見通しのわからない状況にある多くの人々がいます。マスメディアのあおる不安につき動かされて少ない物資に殺到する人々や、デマに惑わされて心穏やかでなくなる人、不安を直視できずに自分だけは大丈夫と思いこむ人も見聞きします。人がみな活きづらさを感じ、「心のケア」の必要はすべての人に向けられなければならない状況となりました。

 私たちの法人は、60年を超える精神保健福祉の実践の中で、人の心を大事にし、また、望まない病を得てしまった人たちへの差別に一貫して反対してきました。社会では、いま、かつてハンセン氏病をお持ちの方々や精神疾患をお持ちの方々にとって向けられたまなざしが、この新たな感染症をお持ちの方に向けられていると感じています。

 今こそ、困難に直面しながら回復に向けて懸命に生きる人々を、仲間として敬意を持って受け入れる「品格」ある社会を目指し、一緒に進んでいければ幸いです。
以上

住吉病院 院長  中谷真樹



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

04
2020-04

理事長訓示

投稿時間 : 15時50分21秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

弊法人では、毎年4月1日に入職式並びに辞令交付式を行っておりますが、本年度はコロナウィルス感染症拡大防止のために、式は中止となりました。毎年、この式典には新年度のはじめということもあり、松野理事長より訓示を頂戴しておりますが、今年は以下の通り書面での訓示となりました。

法人職員各位にもご披露いたします。


入職式・辞令交付式中止に伴う訓示 令和2年4月1日

本日、年度の初めとして入職式及び辞令交付式を執り行う予定でしたが、新型コロナウィルスの感染が予断を許さない状況であり、誠に残念ではありますが中止とさせていただくこととなりました。
昇任者の皆様には各部長より個別に辞令を交付させていただきますのでご容赦ください。

 さて、昇任者の皆様、入職される皆様、誠におめでとうございます。
新たに昇任された方におかれましては、今までの経験を礎にし、与えられた職責をご理解いただき、さらなるご活躍を期待しております。
 本日新たに入職された方にとっては期待と不安が入り交ざったお気持ちかと思います。医療、福祉分野は非常に厳しい状況が続いておりますが、諸先輩の指導のもと、法人の理念、及びハートフルメッセージをよくご理解いただき、新しい力で法人の発展に寄与していただけることを期待しています。

新型コロナウィルスの感染拡大が懸念され、オリンピックも延期されることとなりましたが、職員一同、一致団結し、平成から令和へと新たな気持ちとともに、さらなる飛躍を遂げられるようご協力をお願いし、私からの訓示といたします。
                          以上

 公益財団法人住吉偕成会 理事長 松野正弘



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

24
2020-03

サクラサク

投稿時間 : 12時55分08秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし


毎年春には桜の花を眺めながらいろいろなことを考えてきました。そのなかで、今までに2回、桜の花に強く励まされたことがあります。1度目は前の医療機関に勤務していたころの、大きな手術を受けた後に、点滴しながら入院先の病院の庭で見上げた桜。2度目は東日本大震災の後に住吉病院の庭で見た桜です。
個人的に外出をできるだけ自粛している今年。車で人手の少ないところを探して出かけて見上げた、ほころび始めの桜。また今年も「あの年の桜は・・・」という思いが桜の花に付け加えられるのでしょう。
この花の一弁

(ひとよ)のうちに百草(ももくさ)の言ぞこもれるおろそかにすな。                     藤原朝臣廣嗣
画像に含まれている可能性があるもの:空、植物、花、雲、木、屋外、自然



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

11
2020-03

9年を経て「品格」を思う

投稿時間 : 12時29分13秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

東日本大震災から9年が過ぎました。未曽有の大災害という名にふさわしい天変地異でした。わが国では、この1年の間にも豪雨・台風、そして新型ウィルス感染症と、筆舌に尽くし難い経験を多くの方々があじわうこととなっています。

大震災のその後、私の勤め先にも2名の方が、原発事故で機能停止となってしまった精神科病院からの転院でこの地にいらっしゃいました。最初にお迎えをしたときに、同乗してきたスタッフの方が一番先に示されたのが「放射線スクリーニング証明書(のようなもの)」だったことに衝撃を受けました。当時は、福島から避難して来た子どもが、避難先で「放射線が移る」などと言われていじめにあったと聞きました。いじめを是とすることはありえないことですが、放射能という見えない恐怖に不安を抱く気持ちまで批判はできないのだろうとも思いました。ものの善悪ということではなく、そのためのスクリーニング検査で「自分は大丈夫」という証が必要となっていったのだろうと思います。

自分以外の誰かに対して「コミュニティに害をなすかもしれない属性がある」ということを理由として、人間は様々な差別を行ってきました。ハンセン氏病をお持ちの方々やそのご家族についての長きにわたる差別・今なお続く精神障害をお持ちの方々への差別、特定の民族や出自についてのレイシズムの考えはみな人間を「あちら」と「こちら」に区分けして、それらが交わらないようにすることで自分を守ろうとすることから生まれてきていると思います。しかし、クルーズ船内がそうであったように、社会においてそれらは交じり合わざるを得ない場合が多いと思います。

最近の社会的パニックの源である新型コロナウィルスにおけるRT-PCR検査に関しても、精度の問題もあって検査の結果陰性は安心に直結しないことを知りながらも度の信頼が寄せられているのは、その根底に「危ない可能性のある者を排除して自分が安心したい」という人々の気持ちが影響しているように思います。

先日、NHKドラマ「心の傷を癒すということ」のモチーフとなった故・安克昌医師は災害コミュニティとは何かをあからさまに問い、「心的外傷を受けた人は孤立しやすい」と指摘していました。何らかの困難を得、傷ついた人々を排除せず、回復過程をともにしうる社会こそ、「品格」のある社会だという言葉は私にとり重いものです。

そして、私たちの過ごしている1日は、なんらかの理由で命を絶たれてしまった人々が生きたかった1日なのだと、ありがたみをかみしめながら、私にとり大切な一日であるこの日、ただ頭を垂れて あの日のこと、あのあとのことを思い返し、祈ります。


出典:シンちゃんさんによる写真ACからの写真 




最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

24
2020-02

よんもくWRAP@2月中止のお知らせ

投稿時間 : 09時32分53秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし

毎月第4木曜日の夜に住吉病院のケアセンターで開催されていたWRAP(元気回復行動プラン)の集まりですが、新型肺炎ウィルスの広がりについてのさまざまな会合自粛の流れ受けて、WRAP山梨内のファシリテーター間で協議の結果、今月はお休みとなったそうです。

弊ブログでもご案内いたします。



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

06
2020-02

あおぞら会@2月のお知らせ

投稿時間 : 14時47分05秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし


公益財団法人住吉偕成会住吉病院では、昨年よりご家族の皆さま向けに「あおぞら会(家族心理教育)」を開始いたしました。これまでデイケアを中心に開催されていた「ご家族のつどい」は実践的なご家族のかかわり方に重点を置いてご家族の皆さまの相互のお力を借りて開いてまいりましたが、「あおぞら会」の試みは大切な方が精神疾患の診断を受けられたけれど、どうしてよいのかわからない方、もっとよく病のことを知りたいと思っていらっしゃる方、どんな支援が受けられるのか情報を求めておられる方々により直接的な情報提供をお届けしたい、と始めたものです。

あおぞら会は1クール3回シリーズで行われます。今月は第5シーズンの第1回目・通算では第13回目ということになります。ご家族の皆さまにおかれましてはどうぞお気軽に足をお運びになっていただきたく、間際のご案内となって恐縮ではございますが、スタッフより心を込めてご案内する次第です。


あおぞら会第5シーズン第1回(通算第13回)
日時:令和2年2月8日(土) 10時~11時45分
内容:「病気を知っておそれを減らそう」の情報提供+グループワーク
    今回は精神疾患の中でも代表的な「統合失調症」を例として、
    精神的な病とその経過やご家族との関係についてお話しさせて
    いただく予定です。
    情報提供は私の方からさせていただきます。
場所:住吉病院新館1階 作業療法室
※15分前から受け付けを行います

みなさまとお目にかかれますことをスタッフ一同、楽しみにしております。詳しくは第2病棟のあおぞら会担当看護師までご連絡ください。

※お問い合わせはこちらから→http://www.sumiyoshi-kaisei.jp/s-toiawase.html


最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。

05
2020-02

ご家族のつどい@2月のお知らせ

投稿時間 : 11時59分23秒

カテゴリー : メンタルヘルス

ジャンル : 指定なし


住吉偕成会では、毎月1回、精神疾患をお持ちの方のご家族同士の学びと語りあいの場を開催しています。現在は「ご本人との交流をより良いものにするためのアプローチ」としてLEAPL(Listen)-E(Emphathize)-A(agree)-P(partner)傾聴・共感・同意・パートナー・アプローチについて学んでいます。 

遅くなってしまいましたが、2月は8日(土)の午後に開催いたします。午前中の「あおぞら会」からの引き続きでのご参加も歓迎いたします。


https://supportobira.blogspot.com/2020/02/blogpost.html



最後までお読みいただいた方、どうもありがとうございました。