特定医療法人 長生会 大井田病院

高知県宿毛市にある『特定医療法人 長生会 大井田病院』のブログ

毎日、暑い日が続いていますが脱水や熱中症等体調管理は大丈夫ですか?

暑さに負けないようにこまめに水分摂取をとりましょう!!

 

 さて、今年の3月に幡多医師会は、総務省のEHR高度化事業に公募し、全国16候補事業者に採択され、幡多EHR協議会立ち上げや分科会の開催など高知県幡多郡クラウドEHR高度化事業の打ち合わせが本格化してきました。昨日は、宿毛市の市政懇談会にて幡多EHR事業実施責任者でもあります幡多医師会理事大井田先生より地区長様への概要説明の時間を頂戴し地区長様からの意見交換ができたことは今後の幡多EHR事業への期待感が益々高まったところでもありました。


 EHRとありますようにEHRとはエリトリック・ヘルス・レコードの略語で、直接的には「電子健康記録」「生涯医療記録」と訳され、「医療情報連携基盤」ともいわれます。

EHR(医療情報連携基盤)は、1つ以上の医療機関で発生した個人の診療記録を生涯にわたって蓄積するもので、この情報は医療・介護・保健・福祉などの用途で総合的に活用され、医療機関同士、専門医と開業医の連携などの際にも情報共有の基盤として役立ちます。全国どこにいても過去の自分の病歴や既往歴に応じた、無駄のない医療サービスを受けられるで、例えば、旅行先で急に倒れても救急措置に必要な情報を救急隊や医療機関が把握でき、救命率の向上や効果的な治療が可能となります。また、重複検査や重複処方の抑制にもつながり、患者情報の共有による医療の効率化が期待されます。

 


医療情報連携基盤(EHR)のイメージ 総務省資料より


 これまでのICTにおける幡多医師会の取り組みと致しましては、2004年に厚労省「病診連携モデル事業」によって、宿毛市内の2病院・3診療所を医療ネットワークで構築し、「重複診療の抑制」「情報開示による医療の質の向上」「病院間の機能分担」を図ってまいりました。また、 2009年には総務省事業により、介護事業所40ヶ所をVPN・インターネット回線で接続し「支援計画書」等々の共有を行う介護ネットワークを構築。2016年の昨年からは高知大学の高知医療介護情報連携システムとの連携運用を開始し、診療情報・介護情報に加えて在宅情報の共有を行い、効率的で切れ目のない体制を構築するため、現在宿毛市で実証しているところでございます。




 この宿毛市で実証している既存のシステムを平時から災害時まで有効に活用するため、20173月に総務省のEHR高度化事業に公募し、全国16候補事業者に採択され、本年の5月に正式に決定通知をいただきました。想定地域としては、モデル1の二次医療圏(宿毛市・四万十市・土佐清水市・大月町・黒潮町・三原村) 3市・2町・1村の構築を想定しており、平成29年度においては、宿毛市・大月町・三原村の30施設の参加施設を中心に実証を行い順次進めていく予定です。また、この事業の目標のひとつとして情報を共有してもかまわないという患者さんの同意書の取得の数が、幡多郡の人口の5%、約4500人となっており、来年の3月末までに同意書取得と周知へ、住民説明会やフォーラムなど順次開始していく予定です。


 


 では、高知県幡多EHRはどのような仕組みとなるかというと、患者さん側はICカード(マイナンバーカード)を医療情報カードとして、利用拡張領域を開ける共通キーとして使用します。それぞれの病院、診療所、介護施設、調剤薬局、歯科医院等からデータをそれぞれの規格によって、大学にあるサーバーの方に集めます。集めたものを名寄せして、複数の患者さんのデータを時系列に集めていき、患者基本情報等を対象にそれぞれ連携して、平時~救急時また将来的には災害時まで支援体制の構築も進めていく予定です。