社会福祉法人 幡多福祉会 幡多希望の家 (旧重症心身障害児(者)施設) 

高知県宿毛市にある『社会福祉法人 幡多福祉会 幡多希望の家 (旧重症心身障害児(者)施設) 』のブログ

投稿時間 : 14時51分55秒

カテゴリー : 施設長の思うまま記

ジャンル : 医療コラム

2019/4/1

施設長 山本洋


平成の最後の年度が始まった。

昼前には、5月1日からの新元号「令和」が発表された。「平成」という元号には「国の内外が安定する、天地ともに平和になる」と言う意味の言葉から採用されたと聞いている。

平成の間、日本の国が直接戦争の現場になることはなかったが、天地ともに平和であったかと問われれば、首をかしげたくなることが多くあった。


平成5年:北海道南西地震

平成7年:阪神淡路大震災、

平成12年:鳥取県西部地震

平成16年:新潟県中越地震

平成23年:東日本大震災

平成28年:熊本地震

平成30年:北海道胆振地震


そして相次いだ大雨による浸水被害、思い出せばきりがないほどの自然災害が相次いで日本列島をこれでもか、これでもかと言わんばかりに繰り返し襲って来た。

   今後関東以西の東海、東南海、南海沖の地震が連動して発生すれば、ここ宿毛近辺は大きな揺れとともに10メートルを超える巨大な津波の襲来が予想され、甚大な被害が発生すると考えられている。地震による直接の被害だけでなく、福島県で発生した原子力発電所のメルトダウンによる放射能汚染事故。

想像するだけで身震いがするほど恐ろしい。しかもその大地震はいつ起きても不思議ではないと専門家は繰り返し警告している。

 当施設でお世話をしている方々や、障害を持って、在宅で療養している方々の安全を守るために今から何が出来るかしっかりと準備をして行かなければと肝に銘じているが、なかなか想像力が弱いのか十分な対策が出来ているかと言われれば不安が一杯である。

 阪神淡路大震災の時には、地震発生後3日目の朝、長田区役所に入り一週間ほど医療ボランティアとして活動した。東日本大震災の時には、受診していた病院の待合室で呆けたように、テレビで流される画像に見入っていた。地震の頃体調も悪く、東北へは行かなかったが、色々と震災後の状況は知ることが出来た。次の震災被害の当事者は自分達であると考えてしっかりとした準備をしていかなければいけない。地震の後一週間は自分達が用意したもので過ごすことが出来るように準備をする必要があると考えている。


「天災は忘れた頃にやってくる」とは高知県出身の科学者寺田虎彦の言葉であるが、彼は著書「津波と人間」の中で次のように述べている。


「津波は定期的に起きるものでそのことは十年も二十年も前から警告しているという学者の主張と、二十年も前のことなど覚えていられないという被害者の主張を取り上げ、「これらはどちらの言い分にも道理があるつまり、これが人間界の「現象」なのである」と論じている。

そして「文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を十分に自覚して防御策を講じなければならない」と論じている。今の時代に生き、たくさんの地震を経験して、甚大な被害を目の当たりにした我々はこの言葉を肝に銘じておく必要がある。

来るべき「令和」の時代が穏やかで平和な時代が続くことを切に願う。



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