社会福祉法人 幡多福祉会 幡多希望の家 (旧重症心身障害児(者)施設) 

高知県宿毛市にある『社会福祉法人 幡多福祉会 幡多希望の家 (旧重症心身障害児(者)施設) 』のブログ

投稿時間 : 06時48分38秒

カテゴリー : 施設長の思うまま記

ジャンル : 医療コラム

施設長 山本洋

今年も早や霜月になった。令和元年も残すところ2か月になった。思えば今年もいろいろあった。春先から出現した食後の嘔吐、やっと9月になって胃十二指腸の吻合部の狭窄が判明した。一度内科的に処置をしたが効果が無く、外科的にバイパス手術をすることになった。8月に白内障の手術を受けて、今年3回目の入院である。10月14日に手術を受けて地元の病院での加療を経て31日に退院して翌日から勤務に就いた。勤務していいのかなと自問自答しながらの勤務であった。先週から抗がん剤治療が始まった。週に一回、3週続けて1週休み。その都度その朝に血液検査をして治療が可能か、判定して実施する。白血球数、血小板数、その他の異常があれば、その日は休みとならざるをえない。しばらくは手探りで実施していく。

思い起こしてみれば3年前の平成28年4月に定期検診を受けて異常なしと診断され、5月1日から幡多希望の家に赴任した、そのわずか半年後に膵臓腫瘍を指摘され2週間もしないうちに手術台の上に乗った。主治医は3年は大丈夫だと思うが、5年頑張りましょうと話してくれた。私より若いその主治医も今は鬼籍に入ってしまった。人の運命は解らない。誰が長く生きるか本当に不思議な気がする。私の母親は満年齢で87歳で健在であるが、身近の人々が次第にいなくなっていくのが寂しくてかなわないと嘆いている。自分はもう早く逝きたい。息子のお前よりは早く逝きたいと話しているが、こればかりかは神のみぞ知るの世界である。長く生きると言うことは、親しい人をたくさん順番に見送ると言う宿命がある。それも寂しい体験だと思う。

今朝ニュースを見ていたら、110歳以上の長命の人が日本に140人程いるがその中の健康な男女7人の血液検査をすると、ある種類の免疫細胞が突出して高い値が認められたと理化学研究所、慶応大学のグループが発表したと報道されていた。外部から侵入してくる病原微生物や、常に生まれてくる癌細胞を率先して攻撃してくれる細胞がたくさんあれば長生きするのも道理かと思うが、生まれつき多く持っているのか、何か後天的な働きでそのような細胞が多くなっていく人が長生きするのかは不明である。白血球のある種類の細胞の多い少ないだけで長命が決まる分けではないだろう。そのほかの要因も当然関わってくるだろうし、それ程単純な問題ではないだろうと思う。今後の研究が俟たれるところである。

先週抗がん剤治療をしてその足で岡山に帰った。治療を2回3回とすればこの薬剤は脱毛が必至、治療を隠すわけにはいかなくなるので、早めに帰って母の用事を済ませて、高知に帰ってきた。例年に比べればまだまだ寒さは厳しくないが、今朝5時半に外に出てみると月が光輝いている。その光に負けずに冬の星座のオリオン座が輝いている。次第に朝の光が強くなっていく。人一人の寿命なぞは、地球の歴史から見ればほんの一瞬にも満たない。その地球の歴史も宇宙の歴史から考えればほんのlわずかの輝きでしかない。悩んでも仕方がない、今できること、それが本当に正しいことかを常に振り返りながら日々を過ごしていかなければと思うこの頃である。

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